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不動産

アットホーム掲載料・ATBBの月額料金—見積もりと費用対効果の見方

ATBBの月額料金の見方と、SUUMOと比べた費用対効果を整理する

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執筆:泉 款太(株式会社SalesDock 代表取締役)累計40社以上の中小企業を支援

アットホーム掲載料・ATBBの月額料金—見積もりと費用対効果の見方

3社(SUUMO・HOME'S・アットホーム)を横並びで比較したい方は不動産ポータル3社の費用詳細比較、SUUMO単独の深掘りはSUUMO掲載料の仕組みと相場を参照してほしい。本記事はアットホーム単独の料金体系と使い方に絞る。

この記事はアットホーム掲載料とATBBの月額料金について、公式情報と見積もりの確認項目を整理します。3社の掲載費の比較は不動産ポータル広告費の比較手順、SUUMOの掲載料はSUUMO掲載料の相場をご覧ください。

結論

本記事では、裏付けのない相場額を置かず、公式に確認できる料金案内と見積もりの取り方を示します。掲載の条件を揃え、実際の反響数・成約数で費用対効果を判断します。

  • ATBB単独の月額料金は公式の公開ページに載っていない。アットホーム入会時の初期費用・月額利用料はプラン別に問い合わせる
  • ATBBはアットホームの加盟・利用店向け業務支援サイト。入会費用と契約サービスの内訳を分けて見積もりを取る
  • SUUMOとの価格差は同じ掲載条件の見積もりで比べ、反響単価・成約単価は自社で測る
  • 掲載枠と追加機能が月額に含まれるかを確認し、二重計上せず総額を比べる

ATBB単独の月額料金は、公式の公開ページでは確認できない。アットホームの公式入会案内では、入会時の初期費用と月額利用料はプランによって異なるとして問い合わせを案内している。ATBBは入会した加盟・利用店が使う業務支援サイトで、入会費用と契約サービスの内訳を分けて見積もりを取る。

なお、社内やベンダーとのやり取りでは「アットホーム」と「athome」が混在する。同じ媒体を指しているので、見積もりや稟議で表記が揺れているだけなら中身は同じものとして扱ってよい。

アットホーム掲載料の相場は分かる?公式情報と見積もりの条件

アットホームの公式入会案内のFAQでは、入会時の初期費用と月額利用料はプランによって異なるとして問い合わせを案内している。このFAQはアットホームへの入会全体についての案内で、掲載料やATBB単独の料金表ではない。賃貸・売買の一律の相場額も示されていないため、次の条件を伝えて見積もりを依頼する。

掲載料の見積もり依頼で揃える条件

伝える条件確認する内容
物件種別・エリア賃貸か売買か、どの地域の物件を扱うか
掲載物件数月額に含まれる枠数、枠の追加・削減時の扱い
公開先・追加機能ポータル、自社サイト、顧客管理などの契約範囲
期間と費用の条件初期費用、税込・税別、毎月の総額、契約変更・解約の条件

金額だけが書かれた見積もりでは、含まれる掲載枠や機能を比較しにくい。掲載費が月額に含まれるか、追加時に別料金になるかを明記してもらうと、自社に必要なサービスの総額を確認できる。

見積もりに出てくる主なサービス名

アットホームが提供するサービスには、次のようなものがある。契約ごとに含まれる範囲を確認し、必要なものだけを見積もりに記載してもらう。

ATBB(アットビービー):加盟・利用店専用の業務支援サイト。物件の登録・公開と、他社物件の検索・入手を行う土台。

不動産情報サイト アットホーム:エンドユーザー向けのポータル。ATBBに登録した物件の公開先の1つ。

検索エンジンレンタル/ホームページ作成ツール:自社ホームページの物件検索や作成・運営を支援するサービス。

ATBB顧客管理などのオプション:反響の追客や接客を支える有料の追加機能。

ATBBの月額料金は公開されていない—見積もりで確認する3点

ATBBの公式ページに、ATBB単独の料金表は掲載されていない。公式ページで確認できるのは、ATBBが物件情報の登録・公開・検索などを行う加盟・利用店専用のプラットフォームだということまでだ。

アットホームの公式入会案内のFAQでは、入会時の初期費用と月額利用料はプランによって異なるとして問い合わせを案内している。業務支援ツールだけの契約はできず、利用にはアットホームへの入会が必要とも明記されている。

ATBBの見積もりでは、①入会時の初期費用、②毎月の総額、③掲載枠や追加機能が毎月の総額に含まれるか、の3点を確認する。掲載枠が別料金になるかどうかは契約内容によって変わる。

確認1|入会時の初期費用金額・内訳・請求タイミングを確認確認2|毎月の総額契約サービスと税込・税別を確認確認3|掲載枠・追加機能月額に含む範囲と別料金の有無を確認
見積もりで確認したい3点。掲載枠・追加機能が月額に含まれるか、別料金かを確認します。

過去の公表価格:ATBB顧客管理(2011年発表時点)

ATBBの追加機能で過去に金額が公表された例として、2011年に提供が始まった「ATBB顧客管理」がある。2011年の発表によると、基本利用料(顧客管理枠50人分)は東京都・神奈川県エリアが月23,100円(税込)、その他の道府県1エリアが月12,600円(税込)で、利用にはATBBの契約が必要とされていた。これは2011年の発表時点の価格であり、現在の見積額を示すものではない。

現在のATBB顧客管理の公式ページでは、料金の確認先を加盟店向けの会員ログインとしている。ATBB顧客管理を契約するときは、会員ページまたは営業担当への見積もりで現行の料金を確認する。

自社ホームページに物件を出す場合の料金

アットホームのホームページ作成ツールを使うには、アットホーム不動産情報ネットワークへの入会とATBBの契約が必要だ。ホームページ作成ツールの公式ページには、アドバンス・スタンダード・ライトの3プランが案内されているが、一般向けの料金表は掲載されていない。

検索エンジンレンタルでは、ATBBなどに登録した自社物件をそのまま自社サイトに連動公開できる。ホームページ作成ツールと検索エンジンレンタルの料金は加盟店向け会員ページに案内されているため、制作費、物件連動の月額、追加機能の費用を分けて見積もりを取る。

ATBBの見積もりで確認しておきたい項目

①初期費用:入会時に1回だけかかる金額と、その内訳

②毎月の総額:見積もりに記載された月額の合計、契約サービス、使えるIDの数

③掲載枠:月額に含まれる物件数と、追加時の料金の有無

④ホームページ連動:自社サイトへの物件公開に必要な契約と月額

⑤オプション:顧客管理などを足した場合の月額と、外したときの扱い

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SUUMOと比較するときは、同じ条件の見積もりと実績を見る

アットホームとSUUMOのどちらが安いかは、公開情報だけでは判断できない。掲載する物件数・エリア・契約期間・オプションの条件を揃えて見積もりを取り、利用後の反響と成約も同じ定義で数える。

アットホームとSUUMOを比べる共通の項目

  • 契約前:同じ掲載数・エリア・契約期間で、初期費用と毎月の総額を比較する
  • 運用中:問い合わせの数え方を揃え、重複を除いた反響数と成約数を記録する
  • 継続判断:成約1件あたりの広告費と、自社に残る利益で比較する

アットホームのATBBには、不動産会社間の物件情報を登録・検索する機能がある。一般消費者からの問い合わせと他社からの紹介を分けて記録すれば、自社がどの経路を利用しているか確認できる。アットホームとSUUMOのどちらかに寄せるか併用するかは、媒体ごとの反響単価・成約単価と自社の予算から判断する。

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費用対効果の見方—「掲載料」ではなく「反響単価」で管理する

アットホームに限らずポータルサイトの費用対効果を判断する基本は、月額そのものではなく「1反響あたりいくらかかっているか」で見ること。これが反響単価(CPR: Cost Per Response)。

反響単価の計算例(説明用の仮定・実際の料金ではありません)

月間アットホーム掲載料:15万円

月間反響数:35件

反響単価:15万円 / 35件 ≒ 4,300円/件

来店率30%、成約率25%とすると:

成約1件あたりの広告費:4,300円 / 0.30 / 0.25 ≒ 約57,000円

仲介手数料が1件30万円なら、広告費率は約19%

計算例の掲載料15万円・反響35件・来店率30%・成約率25%・仲介手数料30万円は説明用の仮定で、アットホームの料金相場や一般的な反響数・成約率ではない。広告費率の許容範囲は、自社の人件費・固定費・確保したい利益も含めて決める。

月の掲載料請求書の合計÷ 反響数反響単価÷ 来店率÷ 成約率成約単価1件の広告費仲介手数料に対する広告費率を見る自社の予算内か確認採算が合わず→見直す
月額ではなく成約1件あたりの広告費で判断する。ATBBの費用を複数媒体で共用する場合は配分ルールを決め、各媒体の費用に二重計上しないようにします。

同じ計算をSUUMO・HOME'Sでも行い、チャネル別に比較するのが基本の使い方。詳しい比較表は不動産ポータル3社の費用詳細比較にまとめている。

掲載枠を増やす前に試したい5つの点検

1. 写真の不足を点検する

掲載できる写真の上限を確認したうえで、リビング・キッチン・水回り・収納・玄関・外観など、検討に必要な場所が分かるか点検する。撮影を外注する場合は実際の見積額を取り、追加費用に対して反響や成約がどう変わったかを確認する。

2. 間取り図を清書する

間取り図の文字や寸法がスマートフォンでも読めるか、現況と一致しているかを点検する。清書するときも、部屋の大きさや配置を推測で補わない。家具配置を例示する場合は、実際の設置を保証する表示にならないようにする。

3. コメントに「暮らしの情報」を入れる

「南向き・角部屋・駅徒歩5分」のスペック羅列だけでは他社と差がつかない。ターゲットを想像して、そこで暮らす1日を文章にする。

悪い例:

「南向き・角部屋・駅徒歩5分。スーパー近く。」

書き換え例(以下は架空の物件。実際は確認できた事実だけを書く):

「朝の通勤は○○駅まで徒歩5分、急行で都心まで15分。帰りはマンション1階のスーパーで買い物ができるので、仕事終わりでも無理なく自炊ができます。物件情報とあわせて、通勤や買い物の経路も確認できます。」

4. 加盟店向けの業者間情報を充実させる

ATBBの業者間情報では、取引態様・媒介種別・引き渡し条件など、他社が問い合わせる前に必要な情報が揃っているか点検する。紹介件数や確認のやり取りを記録し、補足によってどこが改善したか確かめる。

5. 物件情報を正確に更新する

募集条件が変わったときや成約したときに、掲載情報を更新する担当と期限を決める。曜日ごとの掲載効果を試す場合も、更新を遅らせる理由にしない。比較するときは物件や季節の違いも記録する。

アットホーム営業担当との付き合い方

営業担当に掲載枠や追加機能を相談するときは、自社の反響データと予算を用意する。提案を受けたら、追加費用と対象期間、何を測って継続判断するかを確認する。

営業担当と話す前に準備すべき数字

①物件ごとの月間反響数:どの物件が反響を取れていて、どの物件が取れていないか

②反響単価:掲載料総額 / 反響総数(チャネル別に分けて計算)

③成約単価:広告費総額 / 成約件数(チャネル別)

④追加機能別の効果:顧客管理などの追加機能を使った月と使わなかった月の反響・成約の差

物件ごとの月間反響数、反響単価、成約単価、追加機能ごとの反響・成約の差を記録しておけば、追加機能の提案を受けたときも過去の実績と費用対効果から判断できる。

広告費を見直す際には、予算の使い道と現場の作業負担も確認したい。詳しくは不動産業界の離職率と定着率を上げる打ち手を参照してほしい。

まとめ:アットホーム掲載料は見積もり条件と実績で判断する

ATBB単独の月額料金は公式の公開ページに載っていない。アットホーム入会時の初期費用・毎月の総額と、掲載枠・追加機能がどこまで含まれるかを明記した見積もりを取り、同じ条件で他媒体と比較する。

費用対効果を確認するには、請求額だけでなく反響の流入元・来店・成約を同じ期間で記録する。予算と採算を確認したうえで、掲載の条件を変えるか、既存の掲載内容を見直すかを判断する。

よくある質問

アットホームの掲載料はいくらですか?

アットホーム掲載料の一律の相場は、公式の公開ページからは確認できません。公式入会FAQでは、アットホーム入会時の初期費用・月額利用料はプランによって異なるとして問い合わせを案内しています。このFAQは掲載料やATBB単独の料金案内ではないため、賃貸か売買か、掲載したい物件数、エリア、利用するサービスを伝え、掲載費を含む毎月の総額を見積もりで確認してください。

ATBBの月額料金はいくらですか?

ATBB単独の月額料金は、ATBBの公式公開ページに掲載されていません。アットホームの公式入会FAQは、入会時の初期費用と月額利用料がプランによって異なるとして問い合わせを案内しています。ATBBの見積もりでは、入会時の初期費用、毎月の総額、掲載枠や追加機能が毎月の総額に含まれるかを確認してください。掲載枠が別料金になるかどうかは契約内容によって変わります。

アットホームとSUUMOはどちらが安いですか?

公開情報だけでアットホームとSUUMOのどちらが安いかは判断できません。同じ掲載物件数・エリア・契約期間・オプション条件で見積もりを取り、初期費用と毎月の総額を比べてください。利用後は反響数と成約数も記録し、反響単価・成約単価で費用対効果を確認します。

アットホームの見積もりにはどんなサービスが含まれますか?

アットホームにはATBB、不動産情報サイト アットホーム、検索エンジンレンタル、ホームページ作成ツール、ATBB顧客管理などがあります。どれが見積もりに含まれるかは契約内容によります。希望する公開先・掲載数・追加機能を伝え、月額に含むサービスと別料金のサービスを分けて記載してもらってください。

アットホームの掲載料を下げずに反響を増やすには?

掲載枠を増やす前に、写真の不足、間取り図の読みやすさ、確認できた周辺情報、業者間の取引条件、情報更新の遅れを点検します。これらは改善を試すための項目で、反響増を保証するものではありません。変更日と反響数を記録し、自社の物件で効果を確認してください。

泉

泉 款太(いずみ かんた)

株式会社SalesDock 代表取締役

慶應義塾大学法学部卒。スタートアップ、ラクスル、リクルート(SUUMO)を経て2025年に独立。 中小企業の経営・営業・業務・データをつなぐ事業基盤の設計と実装を支援。 不動産・製造業・クリニックを中心に、累計40社以上の支援に携わる。

運営は株式会社SalesDock(大阪市中央区本町)。中小企業向けに、AI自走プラン(初期構築15万円+月額10万円・90日)と、 そのあとのAI顧問(月額5万円・6ヶ月契約から)を提供しています。価格は税別です。 大阪・関西を中心に、オンラインで全国からのご相談に対応しています。

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この記事の数値について

本文中に一次資料へのリンクがある数値は、リンク先を出典としています。 リンクのない業務設計、判断基準、実務上の目安は、SalesDockが累計40社以上の支援と自社運用で得た知見を一般化したものです。 個別企業での成果を保証する数値ではなく、条件によって変わります。

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