取引する顧客を選ぶ基準—ひとり社長の事業を守る判断軸
ひとり社長は「全部の依頼を受ける」と疲弊します。SalesDockが運用している顧客選定の5基準と、契約前に断るパターンの言語化を書きます。
この記事の数値について
SalesDockが自社の運用と自社サービスの提供のなかで記録した数値です。公表された統計ではありません。
- 対象
- SalesDockが運用している顧客選定の5基準
- 測り方
- 初回ヒアリングの音声をAIに渡して5基準に当てはまるか評価させる
5つの選定基準
- ① 自社の強みが活きる業務か
- ② お客様自身が手を動かす意欲があるか
- ③ 経営者が決裁できるか(多段階決裁を避ける)
- ④ 支払いタイミング・条件が明確か
- ⑤ 期待値が合っているか(過大期待を持っていないか)
5つすべて満たさなくてもOK。4つ満たせば契約、3つ以下なら見送り、というルールにしてます。
「断っていい」のは経営判断
合わないお客様は、丁寧にお断りします。お互いの時間を守る、というスタンス。ひとり社長は、合わない顧客1社で1ヶ月分の生産性が吹き飛ぶリスクがあります。「全部受ける」のは、結果的に事業を弱くします。
合わない予兆を初回ヒアリングで掴む
初回ヒアリング60分の中で、合う/合わないの予兆は8割見えます。「自分は何もしないでAIに全部やってほしい」「来週から結果出してほしい」「他社で断られた」のサインがあれば、慎重に判断します。
「断ったお客様」を別ルートに繋ぐ
合わないと判断したお客様にも、別の選択肢を提示します。「コーチング向きの支援会社」「もっと安価にツール導入を支援している会社」など。SalesDockが受けない代わりに、適した先を紹介する。これでお客様の満足度を守りつつ、自社の事業を守れます。
AIで顧客選定を支援する
初回ヒアリングの音声をAIに渡して、「5基準に当てはまるか評価して」と聞く運用も使ってます。自分のバイアスを減らす目的。AIの判定が「合わない」と出たら、もう一段検討する、というプロセスです。
| 段階 | 見ていること | 判断 |
|---|---|---|
| 初回ヒアリング(60分) | 「自分は何もしないでAIに全部やってほしい」「来週から結果出してほしい」「他社で断られた」のサイン | 合う/合わないの予兆は8割見える。サインがあれば慎重に判断する |
| 5基準での評価 | ①自社の強みが活きる業務か ②お客様自身が手を動かす意欲があるか ③経営者が決裁できるか ④支払いタイミング・条件が明確か ⑤期待値が合っているか | 4つ満たせば契約、3つ以下なら見送り |
| AIでの再チェック | 初回ヒアリングの音声をAIに渡して「5基準に当てはまるか評価して」と聞く | 自分のバイアスを減らす目的。AIの判定が「合わない」と出たら、もう一段検討する |
| 見送る場合 | 丁寧にお断りしたうえで、別の選択肢を提示する(コーチング向き、より安価なツール導入支援など) | 適した先を紹介し、お客様の満足度を守りつつ自社の事業も守る |
顧客選定の判断軸を一緒に設計します
AI顧問サービスでは、貴社の顧客選定基準を明文化するワークから一緒にやることがあります。「断る勇気」を仕組みで支える伴走です。
よくある質問
取引する顧客は、どんな基準で選べばいいですか?
SalesDockでは5つの基準で見ています。①自社の強みが活きる業務か、②お客様自身が手を動かす意欲があるか、③経営者が決裁できるか(多段階決裁を避ける)、④支払いタイミング・条件が明確か、⑤期待値が合っているか。5つすべて満たさなくてもよく、4つ満たせば契約、3つ以下なら見送り、というルールにしています。
ひとり社長が仕事を断るのは、売上を捨てることになりませんか?
断るのは経営判断です。ひとり社長は、合わない顧客1社で1ヶ月分の生産性が吹き飛ぶリスクがあります。「全部受ける」のは、結果的に事業を弱くします。合わないお客様には、お互いの時間を守るという意味で丁寧にお断りしています。
合わない顧客は、契約前にどうやって見分けるのですか?
初回ヒアリング60分の中で、合う/合わないの予兆は8割見えます。「自分は何もしないでAIに全部やってほしい」「来週から結果出してほしい」「他社で断られた」というサインがあれば、慎重に判断します。初回ヒアリングの音声をAIに渡して「5基準に当てはまるか評価して」と聞き、自分のバイアスを減らす運用も使っています。
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泉 款太(いずみ かんた)
株式会社SalesDock 代表取締役
慶應義塾大学法学部卒。スタートアップ、ラクスル、リクルート(SUUMO)を経て2025年に独立。 中小企業の経営・営業・業務・データをつなぐ事業基盤の設計と実装を支援。 不動産・製造業・クリニックを中心に30社以上の業務改善に携わる。
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