キャッシュフロー不安をAIで可視化—ひとり社長の現預金見える化術
ひとり社長で「来月のキャッシュ大丈夫か」が頭から離れない人へ。AIで現預金・売掛・買掛・想定入出金を可視化して、不安を仕組みで小さくする方法を書きます。
「漠然とした不安」が一番怖い
独立直後の私は、いつもキャッシュフローが不安でした。理由を分析すると、「数字を見てないから漠然と不安」だけでした。数字が見えると、不安は計算可能なリスクに変わります。
スプレッドシートで「12ヶ月先のキャッシュ予測」を作る
作るのはシンプルなスプレッドシート。横軸を12ヶ月、縦軸を入金・出金・残高にする。確定の数字と見込みの数字を分けて入力。これだけで、「あと何ヶ月キャッシュが持つか」が一目で分かります。
AIに「シナリオを3つ作って」と聞く
数字が入った後、AIに「楽観・標準・悲観の3シナリオで12ヶ月の現預金推移をシミュレーションして」と聞きます。すると、ベストケース・想定通り・最悪ケースの3パターンが出る。最悪ケースでも事業が回るなら、不安は消えます。
「現預金が◯ヶ月分」を心の支えにする
自分のルールは「現預金で6ヶ月分の固定費を維持する」。6ヶ月あれば、何か起きても立て直せる猶予がある、という安心材料です。これを下回ったらアラート、上回ったら投資に回す、という判断軸が機能します。
毎週金曜にキャッシュを見る習慣
月1ではなく、週1でキャッシュ予測を見ます。毎週金曜の朝15分。「来月の見込みは変わってないか」「想定外の出金は発生してないか」をチェック。これで月末の「気づいたら厳しい」をほぼ防げます。
キャッシュ可視化を一緒に組みます
AI顧問サービスでは、ひとり社長向けのキャッシュ可視化スプレッドシート+AIシミュレーターを一緒に作っています。経営の精神的安定が、ひとり社長の最大の生産性向上策です。
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泉 款太(いずみ かんた)
株式会社SalesDock 代表取締役
慶應義塾大学法学部卒。スタートアップ、ラクスル、リクルート(SUUMO)を経て2025年に独立。 不動産・製造業・クリニックなど現場産業向けのAI業務効率化コンサルを提供。 30社以上の中小企業のAI活用・業務改善を支援。
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