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毎週月曜に2時間かけて営業数字を手集計している会社へ

週次集計 2時間→ゼロチャネル別CPA 把握不能→自動算出導入費 15〜20万円
8分で読める

この記事のポイント

営業メンバーごとにバラバラだったスプレッドシートを1枚に統合し、データの「持たせ方」を変えただけで週次集計がほぼゼロに。3ヶ月で外部支援なしで回る状態まで持っていった事例を紹介します。

こんな状態になっていませんか?

  • 営業メンバーごとにスプレッドシートが分かれている
  • 毎週の数字を誰かが手で集計している
  • 「あのチャネル、調子いいよね」を感覚で語っている
  • メンバーが増えるたびに関数やシートを作り直している
  • シートの集計が壊れて直すのに30分かかったことがある

→ 1つでも当てはまれば、この記事で解決できます。

「毎週の営業数字、誰が集計してます?」

この質問をすると、大体こういう答えが返ってくる。

「事務の○○さんが、各メンバーのシートを見て手で集計してます」「私が金曜の夕方にまとめてます…正直めんどくさいです」

営業メンバーが3人いれば、シートも3枚。5人いれば5枚。それぞれのシートを開いて、数字を拾って、サマリーシートに転記して——毎週これをやっている会社、かなり多い。

今日は、ある会社のスプレッドシートを「整えた」だけで、この集計作業がほぼゼロになった話を書く。

A社の状況

会員制サービスを展開しているA社。営業メンバーは3名。

営業管理のスプレッドシートはあった。でも、こんな状態だった。

  • メンバーごとにシートが分かれている。中村さんシート、吉田さんシート、佐々木さんシート。それぞれが自分のシートに案件を書き込む
  • イベント管理が月ごとに分かれている。11月のシート、12月のシート…と月が変わるたびに新しいシートができる
  • 週次の進捗報告は手動。シートの数字をNotionにコピペして、上長に報告している
  • チャネル別の成果が見えない。展示会、Web、紹介——どこから来たリードが一番成約してるのか、感覚でしか語れない

「なんとなく回っている」けど、集計するたびに誰かの時間が溶けている。そんな状態だった。

最初の一言

僕がA社に最初に聞いたのは、こういうことだった。

「営業会議で使ってるスプシ、ちょっと見せてもらえますか?」

別にシステムを入れましょうとか、ツールを変えましょうとか、そんな話じゃない。今使ってるスプレッドシートを見せてもらうだけ。

見せてもらえば、だいたい30秒でわかる。「集計が大変になっている原因」が。

原因は「データの持たせ方」だった

A社のスプシを見て、すぐにわかったことがある。集計がめんどくさいのは、入力の「構造」に問題がある。

問題1: シートが分かれていると、関数が爆発する

メンバーごとにシートが分かれていると、「全員の合計」を出すだけで3枚のシートを参照する関数が必要になる。メンバーが増えるたびに関数を修正しないといけない。

1枚のシートに統合して、「担当者」の列を追加する。フィルタ機能を使えば、各メンバーは自分の案件だけを表示できる。見た目は今まで通り。でも裏側の集計は圧倒的にシンプルになる。

問題2: 月ごとにシートを分けると、横断で見れない

イベント管理が「11月」「12月」とシートで分かれていると、「この半年でどのイベントが一番商談につながった?」が即答できない。

ローデータ方式に変える。1枚のシートにイベントを全部入れて、「月」と「イベント名」をプルダウンで選ぶ。集計はCOUNTIFS関数で自動的に出る。

問題3: 入力と集計が混在している

同じシートに「入力するセル」と「集計結果のセル」が混在していると、誰かが誤って上書きしたり、関数が壊れたりする。

入力シートと集計シート(ダッシュボード)を分ける。メンバーは入力シートだけ触る。集計はダッシュボードが全自動で表示する。

やったこと、全部書く

Month 1: シート再設計 + ダッシュボード構築

まず、メンバー3名分のシートを1枚に統合した。「担当者」列を追加して、フィルタで個人ビューを作れるようにした。現場のメンバーからすると、操作感はほとんど変わらない。

次に、ダッシュボードを新規作成。ここに商談数・商談実施数・成約数が週単位で自動集計されるようにした。

ポイントは、メンバーが入力するのは「商談日」と「成約日」だけ。この2つを入れてもらえば、あとは関数が全部やってくれる。

Month 2: 週次ヨミ会の定着 + チャネル分析

ダッシュボードが動き始めたら、次は週次のヨミ会(営業進捗会議)のフォーマットを設計した。30分で回る構成にした。

時間やること
3分ダッシュボードで今週の数字を確認
10分「検討中」案件のフィルタ → 放置案件はないか?
10分今週設定できる商談は?
5分目標に対する進捗(あと何件必要か)
2分来週の重点案件を決定

シートを画面共有しながら進める。だから入力していないと議論ができない。これが自然な入力促進になる。

Month 2の後半にはチャネル別分析を追加した。「展示会」「Web問い合わせ」「紹介」など、流入経路ごとのリード数・商談率・成約率・CPAが一目でわかるようにした。

Month 3: 自走

月の前半は、僕が参加しない状態でヨミ会を回してもらった。シートの使い方もダッシュボードの見方も、2ヶ月で身についている。月の後半に成果レポートをまとめて、3ヶ月の支援を終了。

なぜ「これだけ」で変わるのか

正直、やったことは地味だ。AIも使っていないし、新しいツールも導入していない。でも、効果は明確に出た。

指標BeforeAfter
週次集計にかかる時間毎週1〜2時間ほぼゼロ(自動集計)
チャネル別CPAの把握できていなかった月次で自動算出
営業会議の中身「感覚」で話す数字を見て議論
進捗報告の作業Notionにコピペダッシュボードを見せるだけ

理由はシンプルで、「集計がめんどくさい」の原因は、ツールじゃなくてデータの構造にあるからだ。

シートの分け方、列の持たせ方、入力と集計の分離。この3つを整えるだけで、集計は勝手に回るようになる。逆に言えば、どんな高いツールを入れても、データの持たせ方が悪ければ同じことが起きる。

費用感

参考まで。A社のケースでは、初期構築が15〜20万円、月次の保守が3〜5万円だった。

初期構築には、シート再設計・ダッシュボード構築・ヨミ会のフォーマット設計・最初の数回の同席が含まれる。保守は、シートの改善要望への対応や、新しい指標の追加など。

3ヶ月で自走できる設計にしているので、保守が不要になるケースもある。

あなたの会社ではどうですか?

営業の数字を毎週手で集計している。メンバーごとにシートが分かれている。「あのチャネル、調子いいよね」を感覚で語っている。

もし1つでも当てはまるなら、原因は「データの持たせ方」かもしれない。

スプレッドシートの構造を見せてもらえたら、同じことができるかどうか、すぐにわかる。

関連ソリューション

製造業のスプレッドシートでの営業管理でお悩みの方は、製造業の営業管理をAIで効率化する方法もご覧ください。

泉 款太(いずみ かんた)

株式会社SalesDock 代表取締役

慶應義塾大学法学部卒。スタートアップ、ラクスル、リクルート(SUUMO)を経て2025年に独立。 不動産・製造業・クリニックなど現場産業向けのAI業務効率化コンサルを提供。 30社以上の中小企業のAI活用・業務改善を支援。

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