業界リサーチを15分で済ませる—ひとり社長のAI情報収集術
業界動向・競合情報・最新事例の収集は、ひとり社長にとって優先度は高いけど時間が取れない領域。15分で1業界の動向を掴むAIリサーチ手順と、信頼性チェックの落とし穴を書きます。
リサーチの目的を3つに絞る
業界リサーチが膨らむのは、目的が定まってないから。私は最初に3つに絞ります。①トレンド(直近1年の構造変化)、②競合(プレイヤー一覧と差別化軸)、③顧客課題(業界共通の悩み)。これ以外は今回はやらない、と決めます。
15分の手順
- 0〜5分:AIに「◯◯業界の直近1年のトレンドと構造変化を3つ挙げて」と聞く
- 5〜10分:「主要プレイヤーと差別化軸を5社分」を聞く
- 10〜15分:「この業界で経営者が抱える典型課題を5つ」を聞く
15分でラフな業界マップが頭に入ります。深掘りは別途必要ですが、最初の地図としては十分です。
必ず原典ソースで裏取りする
AIのリサーチ結果は7割正解、3割は怪しいです。特に「市場規模」「成長率」「具体的な企業名」は要注意。重要な数字は必ず官公庁・業界団体・有価証券報告書などの原典で裏取りします。AIリサーチは「あたりをつける」用途、最終確認は人間がする。これがルールです。
「業界の中の人」の発信を補完で拾う
AIには出てこない情報は、業界の中の人のX・note・YouTubeで拾います。同じ業界の経営者・コンサル・元従業員の発信を10〜20アカウントフォローしておくと、AIで把握しきれない空気感が入ってきます。AI+人間ネットワークのハイブリッドが、リサーチの最強の組み合わせです。
リサーチ結果を自分のメモに溜める
毎回のリサーチをスプレッドシートやNotionに溜めていくと、半年後には自分専用の業界DBになります。次に同じ業界の商談が入ったとき、過去のメモを5分で復習するだけで準備完了になる。リサーチ時間が複利で減っていきます。
リサーチワークフローのセットアップ
AI顧問サービスでは、業界別リサーチプロンプト+メモ整理の仕組み作りを伴走しています。複数業界に展開している方ほど効果が出やすい領域です。
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泉 款太(いずみ かんた)
株式会社SalesDock 代表取締役
慶應義塾大学法学部卒。スタートアップ、ラクスル、リクルート(SUUMO)を経て2025年に独立。 不動産・製造業・クリニックなど現場産業向けのAI業務効率化コンサルを提供。 30社以上の中小企業のAI活用・業務改善を支援。
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