SalesDock ロゴSalesDock
← ブログ一覧に戻る
業務改善2026年5月10日最終更新 2026年8月24日

AI顧問の初月セットアップ—初期構築フェーズで何をやるか公開

AI顧問契約の初月(初期構築フェーズ・1ヶ月)で何をやるのか、SalesDockのオンボーディングをそのまま公開します。業務棚卸し・環境セットアップ・カリキュラム提供の中身を時系列で書きます。

この記事の数値について

SalesDockが自社の運用と自社サービスの提供のなかで記録した数値です。公表された統計ではありません。

最初に結論:初月を始める前に、3つだけ揃える

AI顧問の初月は、ツールを契約しただけでは進みません。次の3つが揃っていればWeek 1から実装対象を決められます。

  • 直近1ヶ月に実際に使ったファイルやメールを見せられる
  • 対象業務を日常的に担当している人が初回面談に参加できる
  • 「最初に楽にしたい業務」を1つに絞れている

逆に、データの置き場所も担当者も決まっていない場合は、AI設定より先に業務の整理が必要です。全社導入の可否ではなく、最初の1業務を1ヶ月で試せるかを契約判断にしてください。

Week 1: 業務棚卸しの面談(1時間×1回)

初回の1時間で、貴社の業務全体を棚卸しします。1日・1週間・1ヶ月で何をしているか、どこに時間が溶けているか。単価×時間マトリクスを一緒に作って、AIに渡すべき業務の優先順位を3つに絞ります。

Week 1〜2: 環境セットアップ

Claudeアカウント・Google Workspace設定・スプレッドシート設計・GAS基盤を整備。AI顧問で使う基本ツール群を、貴社の環境内に構築していきます。後から自走できるように、すべて貴社管理にします。

Week 2〜3: カリキュラム提供(自走パート)

弊社独自カリキュラム(プロンプト集・運用テンプレ・FAQ・動画解説)をお渡しします。これを使って自走で学習を進めていただきます。学習中の質問はLINEで受け付け。

Week 3: 最優先業務のAI化(1時間×1回)

2回目の面談で、最優先業務(多くは議事録・経理・SNS下書きのどれか)のAI実装をご一緒します。実装後は1週間運用していただき、改善ポイントを次の面談で議論します。

Week 4: 振り返り+翌月計画(1時間×1回)

3回目の面談で、1ヶ月の振り返りと翌月(月額顧問フェーズ)の計画。何をAI化したか、どれくらい時間が浮いたか、次の優先順位はどうするか、を整理します。ここから月額顧問(月10万円)の継続フェーズに入ります。

時期やること面談
Week 1業務棚卸し。単価×時間マトリクスを一緒に作り、AIに渡すべき業務の優先順位を3つに絞る1時間×1回
Week 1〜2環境セットアップ。Claudeアカウント・Google Workspace設定・スプレッドシート設計・GAS基盤を、すべて貴社管理で整備—
Week 2〜3カリキュラム提供(自走パート)。プロンプト集・運用テンプレ・FAQ・動画解説をお渡しし、質問はLINEで受け付け—
Week 3最優先業務(多くは議事録・経理・SNS下書きのどれか)のAI実装。実装後は1週間運用1時間×1回
Week 41ヶ月の振り返りと翌月(月額顧問フェーズ)の計画を整理1時間×1回

初月で目指す状態

初月の1ヶ月で目指すのは、「業務棚卸しが済んでいて、最初の1業務がAI化されていて、続く5〜10業務の優先順位が見えている」状態。土台が出来ていれば、月額顧問フェーズの伴走で次々と業務をAIに渡せます。

初月が進まないときは、だいたいAI以外のところで止まっている

初月がうまく進まないケースには、いくつか型があります。共通しているのは、詰まる場所がAIの性能ではないことです。

1つ目は、業務が言葉になっていない場合。Week 1の棚卸し面談で「毎日やっていることを教えてください」と聞くと、意外と出てきません。長くやっている仕事ほど手が勝手に動くので、工程として意識されていないためです。この場合は、その場で無理に整理しようとせず、1週間ぶんの実際のファイルやメールを見ながら遡って作業を書き出します。頭の中から引き出すより、実物から逆算するほうが早いです。

2つ目は、データが個人のPCの中にある場合。AIに渡す前に、まず人が探せる場所へ出す必要があります。ここは地味ですが、飛ばすと後の工程が全部やり直しになります。Week 1〜2の環境セットアップで時間を取るのは、この置き場所を決めるためでもあります。

3つ目は、実際にその業務をやっている人が面談にいない場合。経営者の方だけで進めると、現場の細かい例外条件が抜け落ちます。抜けたまま作ると「ほとんどのケースでは動くが、月に数回ある例外で止まる」ものが出来上がり、結局その確認のために人が張り付くことになります。Week 1の面談だけは、担当されている方に同席いただくのをおすすめしています。

逆に、この3つが揃っていれば初月は素直に進みます。準備として用意していただきたいのは、直近1ヶ月ぶんの実際のファイル、担当の方の同席、そして「これが楽になったら嬉しい」と思う業務を1つだけ挙げていただくこと。この3つがあれば、Week 1の面談は前に進みます。

初期構築15万円の内訳

初期構築15万円には、上記の面談3回(1時間×3)+環境セットアップ+カリキュラム提供がすべて含まれます。AI顧問サービスの入り口として、無理なく試せる金額に設定しています。

よくある質問

AI顧問の初月は、具体的に何をするのですか?

Week 1で業務棚卸しの面談、Week 1〜2で環境セットアップ(Claudeアカウント・Google Workspace設定・スプレッドシート設計・GAS基盤)、Week 2〜3でカリキュラム提供(自走パート)、Week 3で最優先業務のAI実装、Week 4で振り返りと翌月の計画、という流れです。面談は1時間×3回です。

初期構築の15万円には何が含まれますか?

初期構築15万円には、面談3回(1時間×3)+環境セットアップ+カリキュラム提供がすべて含まれます。Week 4の振り返りのあと、月額顧問(月10万円)の継続フェーズに入ります。

初月が終わった時点で、どんな状態になっていますか?

「業務棚卸しが済んでいて、最初の1業務がAI化されていて、続く5〜10業務の優先順位が見えている」状態を目指します。土台が出来ていれば、月額顧問フェーズの伴走で次々と業務をAIに渡せます。

関連記事

泉

泉 款太(いずみ かんた)

株式会社SalesDock 代表取締役

慶應義塾大学法学部卒。スタートアップ、ラクスル、リクルート(SUUMO)を経て2025年に独立。 中小企業の経営・営業・業務・データをつなぐ事業基盤の設計と実装を支援。 不動産・製造業・クリニックを中心に、累計40社以上の支援に携わる。

運営は株式会社SalesDock(大阪市中央区本町)。中小企業向けに、AI自走プラン(初期構築15万円+月額10万円・90日)と、 そのあとのAI顧問(月額5万円・6ヶ月契約から)を提供しています。価格は税別です。 大阪・関西を中心に、オンラインで全国からのご相談に対応しています。

代表者情報を読む →

この記事の数値について

本文中に一次資料へのリンクがある数値は、リンク先を出典としています。 リンクのない業務設計、判断基準、実務上の目安は、SalesDockが累計40社以上の支援と自社運用で得た知見を一般化したものです。 個別企業での成果を保証する数値ではなく、条件によって変わります。

この記事のテーマで相談したい方へ

AI顧問サービス(月10万円〜)

サービス詳細を見る

CASE

実際の支援では、こう変わりました

  • 人材紹介3ヶ月の伴走支援

    サイトの文言変更を、担当者が一人で本番公開まで完了。

  • 広告・マーケティング3ヶ月の伴走支援

    見積書づくりで人が行うのは、粗利をどうするかの判断だけに。

  • 外国人材の就職支援試作からの伴走支援

    書類の回収・仕分けと履歴書づくりを、どこまで自動にし、どこを人が確認するかを決めて試作まで完了。

支援の様子を見る

NEXT STEP

業務・判断・データの詰まりを、3分で整理

自動化やシステム導入の前に、自社が先に整える場所を確認できます。