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発注管理システムと販売管理システムの違い|どちらが要るかの見分け方

名前は似ていて、扱う向きが逆

8分で読める

発注管理と販売管理の結論

名前が似ているため、必要なのはどちらかを取り違えたまま製品を比べている相談が多いです。

  • 違いは扱う向きです。販売管理は自社が売る側、発注管理は自社が買う側の記録から始まります。
  • どちらが足りないかは、いま誰が何を手で入力しているかで分かります。仕入先への注文を手で打っているなら発注管理、受けた注文を手で打っているなら受注側です。
  • 両方を別々に入れると、在庫の数が2か所に持たれます。どちらを正とするかを先に決めてください。

この記事は発注管理と販売管理の違いを扱います。FAX受注そのものの進め方はFAX受注を効率化する3ステップで扱っています。

発注管理システムと販売管理システムは、名前が似ています。相談では、必要なのはどちらかを取り違えたまま製品を比べていることがよくあります。

扱う向きが逆

販売管理は、自社が売る側の記録から始まります。見積、受注、出荷、請求。発注管理は、自社が買う側です。発注、入荷、検収、支払。

在庫は、この2つの真ん中にあります。だから両方に在庫の機能が付いていることが多く、ここが混乱のもとになります。

発注管理買う側在庫どちらが持つ?販売管理売る側発注・入荷・検収・支払見積・受注・出荷・請求正をどちらにするか先に決める
在庫は真ん中にある。どちらで持つかを決めずに両方入れると、数が2か所に分かれます。

どちらが足りないかの見分け方

1か月に手で打っている件数を、両側で数える買う側仕入先への注文入荷・検収の記録売る側受けた注文の打ち直し出荷・請求の記録多いほうから手を付ける。同時に変えると原因が追えない
機能表ではなく、手が動いている側を数える。両方なら、件数の多いほうから。

製品の機能表ではなく、いま誰が何を手で入力しているかを見てください。

  • 仕入先への注文を手で打っている:発注側に手間が寄っています
  • 受けた注文を手で打ち直している:受注側です。受け口の設計から見ます
  • 両方を打っている:先に件数の多いほうから。同時に変えると原因が追えません

会計ソフトとの違い

会計は、記録が確定した後を扱います。見積や受注の途中経過、出荷前の状態は持っていないことが多いです。いま手元の表で管理している途中経過が何かを見ると、必要かどうかが分かります。

在庫をどちらで持つか

比較のときは「在庫の数をどこが持つか」を必ず確認してください。どちらにも在庫の機能が付いていることがあり、決めずに両方入れると二重管理になります。数が合わなくなったとき、どちらを信じるかで揉めます。

どちらが足りないかを切り分ける

いま手で入力している作業を伺って、売る側と買う側のどちらに手間が寄っているかを見ます。

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発注管理と販売管理についてよくある質問

両方入れる必要がありますか?

規模によります。ただし両方を別々に入れると在庫の数が2か所に持たれ、どちらが正しいか分からなくなります。入れるなら、在庫をどちらで持つかを先に決めてください。

会計ソフトがあれば販売管理は要りませんか?

会計は記録が確定した後を扱います。見積や受注の途中経過、出荷前の状態は持っていないことが多いです。いま手元の表で管理している途中経過が何かを見ると、必要かどうかが分かります。

在庫管理はどちらに含まれますか?

製品によって違います。どちらにも在庫の機能が付いていることがあるので、比較のときは「在庫の数をどこが持つか」を必ず確認してください。ここを決めずに入れると、二重管理になります。

小さい会社ですが、両方必要になる規模の目安はありますか?

件数よりも、仕入と販売の両方で手入力が発生しているかで見てください。片側だけなら、そちら側から始めるほうが確実です。

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全体像はFAX受注を効率化する3ステップ|製造業が取引先を変えずに始める方法にまとめています。

泉 款太(いずみ かんた)

株式会社SalesDock 代表取締役

慶應義塾大学法学部卒。スタートアップ、ラクスル、リクルート(SUUMO)を経て2025年に独立。 中小企業の経営・営業・業務・データをつなぐ事業基盤の設計と実装を支援。 不動産・製造業・クリニックを中心に、累計40社以上の支援に携わる。

運営は株式会社SalesDock(大阪市中央区本町)。中小企業向けに、AI内製化(初期構築15万円+月額10万円・90日)と、 そのあとのAI顧問(月額5万円・6ヶ月契約から)を提供しています。価格は税別です。 大阪・関西を中心に、オンラインで全国からのご相談に対応しています。

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