業務改善
kintone(キントーン)の料金・価格|3コースの月額と10人・30人の試算、ライセンス以外にかかる費用
kintone(キントーン)の価格(料金)は、1ユーザー月額でライト1,000円・スタンダード1,800円・ワイド3,000円(税抜)です。ライトとスタンダードは10ユーザーから契約でき、10人ならライト月1万円、スタンダード月1.8万円が下限です。コースの違いと人数別の試算、ライセンス費のほかに要る構築・改修費の見方を解説します。
公開: ・ 最終更新: ・ 読了目安 9分
執筆:泉 款太(株式会社SalesDock 代表取締役)累計40社以上の中小企業を支援

結論
kintoneの料金は、1ユーザーあたり月額でライト1,000円・スタンダード1,800円・ワイド3,000円(いずれも税抜)です。ライトとスタンダードは10ユーザーから契約でき、10人なら月額の下限はライト10,000円、スタンダード18,000円になります。ライトとスタンダードの分かれ目は外部サービス連携とプラグインで、これを使うならスタンダードが前提です。料金ページに載らない構築費と改修費は、買い切りと月額に分けて見積もると読みやすくなります。
- 月額は単価×契約ユーザー数で、10人ならライト月1万円、スタンダード月1.8万円が下限です。
- 連携やプラグインを使うかどうかでコースが決まり、使うならスタンダードを前提にします。
- ライセンス費のほかに、作る費用と直し続ける費用が要るので、2本に分けて見積もります。
最初に置く業務場面
kintoneの導入を検討していて、月額がいくらになるか、ライトとスタンダードのどちらにするかを決めたい中小企業を想定します。社長か部門の責任者が、社内の予算審査に出す数字を用意する場面です。
この記事では、ライトとスタンダードの月額の違い、人数別の試算、ライセンス費のほかに要る構築・改修費の見方を扱います。費用の見方は、SalesDockの支援記録から顧客固有情報を除き、複数の現場で再利用できる形に一般化したものです。
kintoneの料金は、1ユーザーあたり月額1,000円からです
kintoneの料金は、1ユーザーあたりの月額で決まります。公式の料金ページ(税抜)では、ライトコースが月額1,000円、スタンダードコースが月額1,800円、ワイドコースが月額3,000円です。初期費用は無料で、1か月から契約できます。
ライトとスタンダードは最小10ユーザーからの契約です。そのため10人で使う場合の月額の下限は、ライトで10,000円、スタンダードで18,000円になります。ワイドは最小1,000ユーザーからで、中小企業が選ぶコースではありません。
料金はサイボウズが改定することがあります。この記事の数字は、2026年11月6日に公式の料金ページで確認したものです。契約前には最新の表示で確かめてください。
kintoneの価格は、税込・年額でいくらですか
kintoneの税込の月額は、消費税10%で計算すると、1ユーザーあたりライト1,100円、スタンダード1,980円、ワイド3,300円です。公式の料金ページは税抜表示なので、予算に入れるときは税抜か税込かをそろえます。
kintoneの年額契約(単年契約)の料金は、1ユーザーあたりライト12,000円、スタンダード21,600円、ワイド36,000円(いずれも税抜)です。月額の12か月分と同額で、年額にしても割引はありません。単月契約と単年契約のどちらも選べます。
ライトとスタンダードの違いは、連携とプラグインが使えるかどうかです
2つのコースは、金額の差よりも使える機能の差で選びます。公式の比較表では、外部サービス連携、プラグインなどの拡張機能に印があるのはスタンダードとワイドで、ライトにはありません。JavaScriptやCSSで画面を整えるカスタマイズも、この拡張機能に含まれます。
つまり、顧客や案件の一覧を共有するだけならライトで足りる可能性があります。外部サービスとデータをつなぎたい、プラグインで足りない項目や画面を補いたい、という場合はスタンダードが前提になります。ライト(1ユーザー月1,000円)から、連携やプラグインが使えるスタンダード(同1,800円)に上げると、同じ人数でも月額は1.8倍になります。あとから上げる可能性があるなら、その差額を最初の見込みに入れておきます。
- アプリ数の上限は、ライト200個、スタンダード1,000個です。スペースは、ライト100個、スタンダード500個です。
- サポートは、ライトがチャットとメール、スタンダードはそこに電話が加わります。
- 無料のお試しは30日間で、対象はスタンダードのみです。お試し中はユーザー数の制限がありません。
人数別の月額は、10人・20人・30人でここまで開きます
月額は「単価×契約ユーザー数」です。ライトは10人で月10,000円、20人で20,000円、30人で30,000円です。スタンダードは10人で月18,000円、20人で36,000円、30人で54,000円です(いずれも税抜、公式の単価をそのまま掛けた試算)。年額で払う場合の金額は月額の12か月分と同じなので、スタンダードの10人なら年216,000円、30人なら年648,000円になります。
人数は、実際にログインして入力する人と、数字を見る人で数えます。全社員分を一律に契約すると、使われない席にも毎月払うことになります。逆に、10人に届かない会社でも契約は10ユーザーからなので、少人数の組み方は別の記事にまとめました。
kintoneをCRM(顧客管理)として使う場合の月額も、単価×人数です
kintoneを顧客管理(CRM)として使う場合も、料金の仕組みは変わりません。顧客や案件のアプリを作っても、月額はライトかスタンダードの単価(1,000円か1,800円)に契約ユーザー数を掛けた金額で決まります。顧客管理のために別の料金が加わることはなく、アプリを何本作るかではなく、使う人の数で変わります。
営業10人で顧客管理に使い、外部サービスとの連携が要らなければ、ライトで月10,000円(税抜)です。連携やプラグインを使うならスタンダードで月18,000円(税抜)になります。アプリの作り方は、関連記事の案件管理アプリの記事で扱っています。
ユーザー単価のほかに、オプションの月額が加わることがあります
公式の料金ページには、ユーザー単価とは別にオプションが載っています(いずれも税抜)。ディスク増設は10GBあたり月額1,000円、セキュアアクセスは1ユーザーあたり月額250円、メール共有は5,000件あたり月額5,000円です。連携コネクタは3,000ステップまで月額0円で、3,001ステップ以上は有料になります。
ディスク容量は、標準で「5GB×ユーザー数」が付きます。たとえば10人なら50GBで、顧客や案件の文字データが中心なら、足りなくなることは多くありません。契約前に、添付ファイルを大量に置く運用かどうかだけ確認しておきます。
kintoneをサイボウズから直接買う場合の支払い方法は、クレジットカード払いと、請求書払い・口座振替ができる掛け払いの2種類です。オフィシャルパートナー経由で買う場合の支払い方法は購入元ごとに異なるため、購入元に確認します。
月額のほかに、作る費用と直し続ける費用が要ります
kintoneの料金ページに載るのは、使う権利(ライセンス)の費用です。アプリを作る費用と、作ったあとに直し続ける費用は、ここには含まれません。自社で作るなら担当者の時間、外部に頼むなら構築費と改修費になります。
支援先の中小企業では、アプリの見積もりを「作る費用」と「直し続ける費用」の2本に分けて出しました。開発は1本ごとの買い切り、作ったあとの改修は月額の伴走の中で吸収する形です。分けて出したところが、一番安心されました。いくらかかるかより、あとから直すたびに追加請求が来るのかが読めないことのほうが、不安の中身だったためです。
ユーザー数の課金は、実際に使う人数とずれることがあります
人数課金のツールでは、契約した人数と実際に使われている範囲がずれることがあります。ある会社では、契約した人数に対して、実際に使われていた申請はごく一部でした。
kintoneでも同じことが起こりえます。契約前に、誰が、どの業務で、週に何回開くのかを一覧にしておくと、10人で足りるのか、30人分が要るのかが見えます。導入後に使われていないときの立て直し方は、定着しない理由と順番の記事で扱っています。
kintoneの費用の見積もりで、社内審査に止まりやすいのは月額の外側です
外注や導入の予算を社内で審査するとき、展示会の出展料や広告の出稿費のように、誰がやってもかかる費用は通ります。毎回止まるのは、その外側にある運用代行費や支援費のほうです。SalesDockの支援経験では、kintoneでもライセンス費は通り、構築や運用の支援費が止まりやすい傾向がありました(公式情報で確認した事実ではなく、支援先での経験です)。
支援費の見積もりを出して、高いとは言われなかったのに、金額が何に対するものか説明していなかったため、相手には「設定代」に見えていたことがありました。支援費が何の対価か(業務の整理、アプリの作成、作ったあとの改修)を、ライセンス費と並べて書いておくと、審査で聞かれる前に答えが出ます。
コースは、連携を使うかと人数の2点で決めます
コース選びで迷う会社は、機能の一覧を比べる前に、使う人数と、外部サービスとの連携が要るかの2点を書き出します。この2点が決まれば、候補は1つか2つに絞れます。
SalesDockは、成長に経営管理や業務の仕組みが追いつかない中小企業に、業務の整理から経営管理基盤の実装・定着までを月額で支援しています。ツールの料金を比べる前に、どの業務をkintoneに載せるかを先に決める形で、kintoneの導入や立て直しの相談も受けています。
判断を止めない比較表
| 使い方 | 合うコース | 見ておくこと |
|---|---|---|
| 顧客や案件の一覧を共有するだけで、外部連携は使わない | ライト(月1,000円/人) | アプリ200個・スペース100個の上限と、チャット・メールのサポート |
| 外部サービスとデータを連携する、プラグインで補う | スタンダード(月1,800円/人) | 連携・プラグインに印があるのはスタンダード以上。30日の無料お試しもこのコース |
| 1,000人以上の大規模な組織で使う | ワイド(月3,000円/人) | 最小契約が1,000ユーザー。個別に相談する前提 |
来週までに確認するチェックリスト
- 使う人を、入力する人と数字を見る人に分けて数えました。
- 外部サービスとの連携やプラグインを使うかを決めました。
- 人数×単価で、月額と年額を計算しました(税抜と税込を分けて)。
- 30日の無料お試し(スタンダード)で、実際の業務を1つ載せて確かめる予定を立てました。
- アプリを作る費用と、作ったあとに直す費用を、別の見積もりに分けました。
- 支援費が何の対価かを、ライセンス費と並べて書きました。
全部を一度に決める必要はありません。空欄が多い場合は、契約を進めず、使う人数と連携の要否を先に決めます。迷うときは、スタンダードの30日無料お試しで実際の業務を1つ載せてから、コースを決めてください。
確認した一次情報
- サイボウズ『kintone 料金』 — ライト月額1,000円・スタンダード月額1,800円・ワイド月額3,000円(いずれも1ユーザー・税抜)、最小契約ユーザー数(ライト・スタンダード10、ワイド1,000)、年額(ライト12,000円・スタンダード21,600円・ワイド36,000円)、オプション(ディスク増設・セキュアアクセス・メール共有・連携コネクタ)、支払い方法、アプリ数・スペース数の上限、外部サービス連携・プラグインの対象コース、スタンダードのみの30日無料お試しを確認しました(2026年11月6日)。
制度、会計処理、法令、セキュリティの最終判断は、各分野の専門家と最新の公式資料で確認してください。本記事は個別の税務・法務・投融資判断を代行するものではありません。
次の判断へ進む関連記事
全体の位置づけは業務設計とは(形骸化させない進め方6ステップ)で確認できます。
次に決めることを一つに絞る
kintoneで顧客や案件を管理する前に、何を入力して誰が見るかを最小の管理表に書き出す資料です。人数とコースを決める前の整理に使えます。
案件管理の型(資料)を受け取るよくある質問
kintoneの料金はいくらですか?
1ユーザーあたりの月額で、ライトが1,000円、スタンダードが1,800円、ワイドが3,000円です(いずれも税抜)。初期費用は無料で、1か月から契約できます。ライトとスタンダードは最小10ユーザーからなので、10人ならライト月10,000円、スタンダード月18,000円が下限です。
kintoneの価格は税込でいくらですか?
消費税10%で計算すると、1ユーザーあたり月額でライト1,100円、スタンダード1,980円、ワイド3,300円です。公式の料金ページは税抜表示なので、社内の予算に入れるときは税抜か税込かをそろえます。
kintoneの料金は年額で払うといくらですか?
年額契約の1ユーザーあたりの料金は、ライト12,000円、スタンダード21,600円、ワイド36,000円(いずれも税抜)です。月額契約の12か月分と同じ金額なので、年額にしても割引にはなりません。
kintoneは10人未満でも契約できますか?
ライトとスタンダードは最小10ユーザーからの契約です。5人で使う場合でも10人分の月額がかかります。少人数の会社がどう組むかは、kintoneの最低契約10ユーザーを扱った記事で整理しています。
kintoneのライトとスタンダードは何が違いますか?
公式の比較表で、外部サービス連携とプラグインなどの拡張機能に印があるのはスタンダードとワイドで、ライトにはありません。そのほか、アプリ数の上限(ライト200個、スタンダード1,000個)と、電話サポートの有無が違います。
kintoneに無料で試せる期間はありますか?
30日間の無料お試しがあり、対象はスタンダードコースのみです。お試し中はユーザー数に制限がなく、期間は延長できません。再試用はできますが、新しい環境になりデータは引き継げません。
kintoneの月額のほかに、どんな費用がかかりますか?
料金ページに載るのはライセンス費です。アプリを作る費用と、作ったあとに直し続ける費用は別にかかります。自社で作る場合は担当者の時間、外部に頼む場合は構築費と改修費です。見積もりは、買い切りと月額に分けて出してもらうと比べやすくなります。
泉 款太(いずみ かんた)
株式会社SalesDock 代表取締役
慶應義塾大学法学部卒。スタートアップ、ラクスル、リクルート(SUUMO)を経て2025年に独立。 中小企業の経営・営業・業務・データをつなぐ事業基盤の設計と実装を支援。 不動産・製造業・クリニックを中心に、累計40社以上の支援に携わる。
運営は株式会社SalesDock(大阪市中央区本町)。中小企業向けに、AI内製化(初期構築15万円+月額10万円・90日)と、 そのあとのAI顧問(月額5万円・6ヶ月契約から)を提供しています。価格は税別です。 大阪・関西を中心に、オンラインで全国からのご相談に対応しています。
代表者情報を読む →この記事の数値について
本文中に一次資料へのリンクがある数値は、リンク先を出典としています。 リンクのない業務設計、判断基準、実務上の目安は、SalesDockが累計40社以上の支援と自社運用で得た知見を一般化したものです。 個別企業での成果を保証する数値ではなく、条件によって変わります。