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クリニックの事務長業務、AIでどこまで代替できる?—年収600万の仕事を月5万で回す方法

8分で読める

この記事のポイント

事務長の業務を「AIで代替可能」「人にしかできない」に仕分けることで、年間600万〜2000万の人件費を最適化できる。まずは仕分けから始める。

クリニックの事務長は年収600万〜2000万。院長の右腕として経営管理全般を担う。

でも「事務長がやっている仕事」をよく見ると、AIで十分回せるものと、絶対に人が必要なものに分かれる。

採用する前に、この仕分けをやらないと「高い人件費を払って、AIでできる仕事をさせている」状態になる。

事務長が実際にやっている仕事を整理する

まず、クリニックの事務長が日常的にやっている業務を洗い出す。規模や診療科によって差はあるが、だいたいこのあたりに集約される。

  • 請求書まとめ・入金前の書類作成
  • 給与計算・勤怠管理
  • レセプト関連の事務処理
  • インスタグラムの投稿・マーケティング運用
  • HP修正・更新
  • スタッフのシフト管理
  • 業者との連絡・発注
  • スタッフ面談・離職対応
  • 患者クレーム・トラブル対応
  • 裁判・法的手続きの対応

この中で、上半分と下半分では性質がまったく違う。上半分は「処理」、下半分は「判断」。ここが仕分けの分岐点になる。

AIで代替できる業務—月5〜11万で回せる

処理系の業務は、今のAIツールとクラウドサービスで十分に代替できる。クリニックの会計業務効率化でも触れたが、ツールの精度は実用レベルに達している。

業務AI化の方法月額目安
請求書まとめ・書類作成AI-OCR+自動仕訳1〜3万
給与計算・勤怠管理クラウド勤怠+自動計算1〜2万
インスタ運用AI画像生成+投稿スケジュール自動化1〜3万
HP修正AIでの新規作成の方が早い初期10万+保守1万
シフト管理自動シフト作成ツール0.5〜1万
業者連絡・発注メールテンプレ+自動発注0.5〜1万

合計で月5〜11万。事務長の年収を月額換算すると50〜170万になるから、コスト差は圧倒的だ。

人にしかできない業務—ここに事務長の本当の価値がある

一方で、AIでは絶対に代替できない業務がある。そしてここが事務長の本当の存在意義だ。

スタッフ面談・離職防止

クリニックのスタッフ離職原因でも書いたが、定期面談の頻度が離職率に直結する。月1回の面談を続けているクリニックと、半年に1回しかやっていないクリニックでは、離職率に2倍以上の差が出る。これはAIにはできない。

患者トラブル・クレーム対応

判断力と対人スキルが要る。相手の感情を読み取り、その場で最適な対応を選ぶ。テンプレートでは対処できない。

裁判・法的対応

AIでは対応不可。弁護士との橋渡し、証拠整理、スタッフへの説明。人の判断が必要な領域だ。

スタッフ間の人間関係調整

マネジメントの核。院長が休めない問題の根本原因も、ここに行き着くことが多い。院長が人間関係の調整まで抱えてしまうと、診療に集中できなくなる。

ポイント

事務長の本当の価値は「マネジメント」にある。事務作業をAIに渡して、事務長がマネジメントに集中できる体制が理想。

「事務長を雇う前に」判断フレームワーク

事務長の採用を検討しているなら、まずこの3つの質問に答えてみてほしい。

1. 今、事務長にやってほしい仕事の7割は事務作業か、マネジメントか?

事務作業が7割なら、AI化が先。年収600万を払って請求書をまとめてもらうのは、コストの使い方として正しくない。

2. スタッフの離職が経営課題になっているか?

Yesなら、マネジメントができる事務長が必要。AIでは代替しにくい領域だから、ここに投資する価値がある。

3. 多院展開を予定しているか?

Yesなら、仕組み化(AI)と事務長の両方が必要。クリニックDXの全体像を見ながら、どこをAIに任せ、どこを人に任せるかを設計する段階になる。

まず試すなら、この順番

いきなり全部をAI化する必要はない。まずはこの3つから始める。

  1. 請求書・給与計算のクラウド化—月2〜3万、1週間で導入可能
  2. インスタ運用のAI化—月1〜3万、2週間で開始可能
  3. シフト管理の自動化—月1万、即日導入可能

この3つだけで月4〜7万。事務員1人分の業務量をカバーできる。


今、事務長に払っている年収のうち、何割が「AIでもできる仕事」の対価ですか?

SalesDockでは、クリニックの事務長業務の仕分けから、AI化の設計、ツール導入まで一気通貫で支援しています。「まず何から始めればいいか分からない」という方も、お気軽にご相談ください。

泉 款太(いずみ かんた)

株式会社SalesDock 代表取締役

慶應義塾大学法学部卒。スタートアップ、ラクスル、リクルート(SUUMO)を経て2025年に独立。 不動産・製造業・クリニックなど現場産業向けのAI業務効率化コンサルを提供。 30社以上の中小企業のAI活用・業務改善を支援。

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