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チームス(Microsoft Teams)とは?チーム・チャネル・チャットの違いと、最初に決める使い分け

執筆:泉 款太(株式会社SalesDock 代表取締役)累計40社以上の中小企業を支援

チームス(Microsoft Teams)とは?チーム・チャネル・チャットの違いと、最初に決める使い分け

結論

チームスとは、Microsoftが提供するTeams(チームズ)の別の呼び方です。連絡・会議・資料の置き場を一か所にまとめるアプリで、会社で使うときは、何をチャットで話し、何をチャネルに残すかを先に決めることが、使われ続けるかどうかを分けます。

  • チームスはMicrosoft Teamsのことで、チャット・会議・ファイル共有を1つの画面にまとめたアプリです。
  • 部署や案件を「チーム」、話題ごとの場所を「チャネル」にし、1対1の連絡は「チャット」と使い分けます。
  • ファイルはチャネルに置くとSharePoint、チャットで送るとOneDriveに保存されます。最新版を残したい資料はチャネルに置きます。

チームスとは、連絡・会議・資料を1か所にまとめるMicrosoft Teamsのことです

「チームス」は、Microsoft Teams(日本語の読みは「チームズ」)の検索でよく使われる表記です。Teamsは、チャット、Web会議、ファイル共有を1つのアプリにまとめた、Microsoftのコラボレーションツールです。メールの代わりに短い連絡をやり取りし、同じ画面から会議を開き、資料を置いて共同で編集できます。

Teamsでできること(会社で使う主な4つ)
機能できること使う場面の例
チャット1対1やグループで、短い連絡や相談をする「この見積、今日中に見られますか」
チーム・チャネル部署や案件ごとに話題を分けて、会話とファイルを残す営業部のチームに「見積」「議事録」のチャネルを作る
会議Web会議を開き、画面を共有する。チャネルで開く会議もある週次の営業会議を、営業部のチャネルで開く
ファイル共有ファイルを置き、同じファイルを複数人で開く月次の集計Excelを、チャネルのファイル欄に置く

Teamsを含む法人向けプランがあるかどうかや、プランごとの条件は、契約するプランで変わります。どのプランに含まれるかは、Microsoft 365 Business 4プランの違いと料金で整理しています。

チームは部署や案件、チャネルは話題、チャットは1対1の連絡です

Teamsの画面で最初に迷うのは、チーム、チャネル、チャットの区別です。Microsoftの説明では、チームは、プロジェクトや成果に向けて動く人・コンテンツ・ツールのまとまりです。チャネルは、チームの中で特定のトピックやプロジェクトごとに会話を整理する専用の場所です。チャットは、チームとは別に、1対1やグループで交わす会話です。

チーム(営業部など)チャネル 見積チャネル 議事録話題ごとに会話とファイルを分けるSharePointに保存チャネルのファイルはチームの資料チャット(1対1・グループ)チームとは別の会話OneDriveに保存その会話の相手とだけ共有残したい資料は上の道へ
ファイルの行き先は、チャネルかチャットかで変わります。担当者が替わっても残したい資料は、チャネルに置きます。

チャネルには3種類あります。標準チャネルはチームの全員、プライベートチャネルはチームの中の選んだ人、共有チャネルは選んだ人(チームの外の人を含められます)が対象です。出典:Microsoft Learn「Microsoft Teams でのチームとチャネルの概要」

チャネルの3種類と使いどころ
種類見られる人ファイルの置き場向く場面
標準チャネルチームの全員チームの共通サイト内のフォルダー部署の連絡、案件ごとの話題
プライベートチャネルチームの中の選んだ人だけチャネル専用のSharePointサイト管理職だけの話、価格や人事に関わる話
共有チャネル選んだ人。チームの外の人や別のチームも含められるチャネル専用のSharePointサイト取引先や関連会社との共同作業

チームを新しく作ると、SharePointのチームサイトが自動で作られます。プライベートチャネルと共有チャネルには、それぞれ専用のSharePointサイトがあります。SharePointの権限や置き場の考え方は、SharePointの使い方で詳しく説明しています。

ファイルは、チャネルならSharePoint、チャットならOneDriveに残ります

Microsoftの説明では、チャネルにアップロードしたファイルはチームのSharePointフォルダーに、チャットで送ったファイルはOneDrive for Businessに保存されます。チャットのファイルは、その会話の相手とだけ共有されます。出典:Microsoft サポート「Microsoft Teams のファイル ストレージ」

Teamsでは、チャネルに置いたファイルはチームのSharePointに、チャットで送ったファイルは送った人のOneDriveに保存されます。見積書をチャットで送ると、送った人が異動したときに、残りのメンバーが探しにくくなります。担当者が替わっても残したい資料は、チャネルのファイル欄に置きます。

連絡が散らばるのは、何をどこに書くかを決めていないときです

Teamsを入れても、チャット、メール、LINEなど複数の連絡手段が残ると、「どこで言ったか」を探す時間が増えます。Teamsを使い続けてもらうには、用途ごとに書く場所を先に決めて、全員に1枚で渡すのが近道です。次の表は、そのままコピーして、自社の言葉に直して使えます。

Teamsの使い分けの表(コピーして使えます)
用途書く場所理由・ルール
1対1の確認・短い相談チャットその場で終わる話。後から探す必要がないもの
案件や話題ごとの連絡チャネルの投稿担当が替わっても経緯を読めるようにしたい話
資料・Excel・見積書チャネルのファイル欄最新版を1つに決めたい資料。チャットには貼らない
決める場・報告の場会議(チャネル会議)会議後に決定事項を、同じチャネルへ1行で書く
社外の人とのやり取り共有チャネルまたはゲスト招待管理者が許可している場合のみ。まず管理者に確認する
この連絡は、後から探すか探さない → チャットその場で終わる確認や相談探す → チャネルの投稿案件の経緯、決まったこと資料 → チャネルのファイル欄最新版を1つに決める迷ったらチャネルに書く
Teamsで、連絡をチャットとチャネルのどちらに書くか迷ったときの基準は、「後から探すか」です。探すものはチャネルに残し、探さないものはチャットで済ませます。社外の人とのやり取りだけは、管理者への確認が先です。

会議についても、決める場にしたいならチャネルで開くと便利です。チャネル会議では、チーム内のすべてのユーザーが会議があることを確認し、参加し、会議チャットを使えます。出典:Microsoft Learn「Microsoft Teamsでの会議とイベントの概要」

Teams会議への参加方法(アカウントなしの場合)

取引先からTeamsの会議に呼ばれたとき、最初の壁は「アプリを入れるのか」「アカウントが要るのか」です。Microsoftの公式案内では、Teamsのアカウントを持っていなくても、開催者が許可している場合は、名前を入力して会議に参加できるとされています。出典:Microsoft サポート「Teams で会議に参加する」

パソコンのブラウザーからの参加手順は、裁判所の公開資料に具体的に載っています。Microsoftの「会議に参加」ページで会議IDとパスコードを入力し、「このブラウザーで続ける」を選びます。名前の入力欄が出たら名前を入れ、「今すぐ参加」を押します。なお、この資料は旧版の画面(Teams classic)のため、実際の表示は変わっている可能性があります。出典:裁判所「Teams manual(パソコン版)」

主催者側の管理者が匿名参加を止めている場合は、ブラウザーでも会議に入れません。管理者は、匿名ユーザーの会議参加を設定で許可または禁止できます。出典:Microsoft Learn「Teams の会議設定を管理する」入れないときは、主催者に匿名参加が許可されているかを確認してください。許可されていても、入室前に主催者の承認を待つことがあります。スマートフォンでの参加条件は、Microsoftの公式ページで確認してください。

1. 会議IDとパスコードを入れる「会議に参加」ページで入力する2. 「このブラウザーで続ける」を選ぶアプリのダウンロードは不要3. 名前を入れて「今すぐ参加」入力欄がある場合のみ管理者が匿名参加を止めている場合入れない。主催者に確認する画面の表記は更新されます
匿名参加が許可されていれば、パソコンのブラウザーだけで会議に入れます。管理者が止めている場合は入れず、承認待ちになることもあります。

自社で会議を開く側になるときは、先にチャネルの会議にするか、日時を決めた会議にするかを決めます。参加者の画面共有やマイクの扱いは、会議の主催者が決める設定が絡みます。初回の会議の前に、社内の2人で入退室と画面共有を一度試しておくと、当日に慌てません。

導入前に、管理者と決めておくことが3つあります

Teamsは、既定ではすべてのユーザーにチームを作る権限があります。放っておくと似た名前のチームが増えるため、導入前に次の3つを管理者と決めます。管理画面の見方はMicrosoft 365管理センターの使い方にまとめています。

  • チームを作ってよい人:全員に任せるか、部署の責任者に限るかを決めます。
  • チームの所有者:複数の所有者を置くと、招待や設定の負担を分けられます。所有者の人数に公式の決まりはありませんが、当社では、1人が不在でも困らないよう2人を勧めます。
  • 社外の人を入れてよいか:ゲストや共有チャネルは、組織の設定で許可されている場合だけ使えます。

最初の1週間は、1つの部署で小さく試して測ります

最初の1週間は、全社ではなく1つの部署だけで試し、使い分けの表が現場で通じるかを確かめます。全社展開は、その結果を見て表を直してから進めます。

Teamsを試す最初の1週間
時期やること具体的な作業記録すること
1日目チームを1つだけ作る営業部など、実際に連絡を取り合う部署で1チームを作り、所有者を決める(当社では2人を勧めます)作ったチームの数(1つ)
2日目チャネルを3つまでにする「連絡」「案件」「資料」のように、話題で分けたチャネルを作るチャネルの数(3つ以内)
3〜4日目メール添付で回している資料を1種類移すファイルをチャネルに置き、メールにはリンクだけ貼る移した資料の数
5日目探す時間を測る先週の決定事項や資料を探すのに何秒かかったかを記録する探すのにかかった秒数

試した効果は、メール添付がリンク共有に変わった資料の数、決定事項を探す時間、「どこに書いたか」と聞かれた回数の3つで測ります。1週間たっても探す時間や聞かれる回数が変わらなければ、チャネルの分け方か使い分けの表を見直します。効果の測り方の考え方はAI導入の効果測定にもまとめています。

連絡と資料の置き場が整うと、AIに渡す材料も揃います。TeamsやSharePointの中身をAIから読ませたいときは、Claude for Microsoft 365が参考になります。社内でAIを使う決まりごとから整えたい場合は生成AIの社内ルールの作り方をご覧ください。

SalesDockは、成長に経営管理・業務・データの仕組みが追いついていない中小企業に、経営管理基盤の実装と定着を月額で支援しています。Teamsのような道具を入れる前に、どの連絡をどこに残すかを決めるのが、その最初の仕事です。

この記事はMicrosoftの公式ドキュメントをもとにした解説です。画面の名前や機能、無料版と有料プランの条件は、契約しているプランと管理者の設定で変わります。

NEXT STEP

連絡と資料の置き場を、60分で整理する

いまの連絡手段と資料の置き場を見ながら、Teamsで何をどこに残すか、最初に試す部署、効果の測り方を60分で整理します。

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チームス(Microsoft Teams)でよくある質問

チームスとMicrosoft Teamsは同じものですか?

同じものです。正式な表記は「Teams」で、日本語では「チームズ」と読まれますが、「チームス」と検索する人も多くいます。Microsoftのチャット、会議、ファイル共有をまとめたアプリを指します。

Teamsのチームとチャネルは何が違いますか?

チームは、同じ仕事をする人・資料・ツールをまとめた単位です。チャネルは、そのチームの中で話題やプロジェクトごとに会話を分ける専用の場所です。営業部をチームにして、見積や議事録をチャネルに分ける使い方が基本です。

Teamsで送ったファイルはどこに保存されますか?

チャネルにアップロードしたファイルはチームのSharePointフォルダーに、チャットで送ったファイルは送った人のOneDrive for Businessに保存されます。チャットのファイルは、その会話の相手とだけ共有されます。

Teamsを使うには契約が必要ですか?

個人で使うTeamsは、Microsoftが「個人で利用する場合は無料」と案内しています(Microsoft「個人・家族向けのTeams」)。会社の業務で使う場合の無料の範囲や、Teamsを含む法人向けプランの条件は、この記事では確認できていません。会議の時間や人数の上限もプランで変わるため、導入前にMicrosoftの公式ページで最新の条件を確認してください。

Teamsはどうやって使い始めますか?

Microsoftのアカウントでサインインして使います。会社で使うときは、管理者がMicrosoft 365のアカウントを用意し、Teamsを使える設定にしている必要があります。ダウンロードの方法や対応端末は、Microsoftの公式ページで確認してください。まず管理者に、自社でTeamsが使えるかを聞くのが近道です。

招待されたTeams会議に、アカウントなしで参加できますか?

主催者側の組織が匿名参加を許可していれば、Teamsのアカウントがなくても、名前を入力して会議に参加できます。パソコンでは、裁判所が公開している手順で、アプリもMicrosoftアカウントも無しでブラウザー版から会議に入る流れが示されています。ただし、主催者側の管理者が匿名参加を止めているときは入れません。許可されていても、主催者の承認待ちになることがあります。スマートフォンでの参加条件は、Microsoftの公式ページで確認してください。

チームやチャネルは、誰でも作れますか?

既定では、すべてのユーザーにチームを作る権限があります。ただし、会社の管理者が設定で変更できます。作る人を限らないとチームが増えすぎるため、導入前に、作ってよい人と名前の付け方を決めておくと管理しやすくなります。

泉

泉 款太(いずみ かんた)

株式会社SalesDock 代表取締役

慶應義塾大学法学部卒。スタートアップ、ラクスル、リクルート(SUUMO)を経て2025年に独立。 中小企業の経営・営業・業務・データをつなぐ事業基盤の設計と実装を支援。 不動産・製造業・クリニックを中心に、累計40社以上の支援に携わる。

運営は株式会社SalesDock(大阪市中央区本町)。中小企業向けに、AI内製化(初期構築15万円+月額10万円・90日)と、 そのあとのAI顧問(月額5万円・6ヶ月契約から)を提供しています。価格は税別です。 大阪・関西を中心に、オンラインで全国からのご相談に対応しています。

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この記事の数値について

本文中に一次資料へのリンクがある数値は、リンク先を出典としています。 リンクのない業務設計、判断基準、実務上の目安は、SalesDockが累計40社以上の支援と自社運用で得た知見を一般化したものです。 個別企業での成果を保証する数値ではなく、条件によって変わります。