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Microsoft 365の料金|法人向け4プランの月額と、20人の総額を出す計算
執筆:泉 款太(株式会社SalesDock 代表取締役)累計40社以上の中小企業を支援

結論
Microsoft 365の法人向け料金は、2026年7月の価格改定のあと、Business Basicが月1,049円、Standardが2,098円、Premiumが3,298円、Apps for businessが1,499円です。20人で1年使うと、Basicなら約25.2万円、Standardなら約50.4万円、Premiumなら約79.2万円になります。いちばん差が出るのは、プランを全員同じにするかどうかです。
- 法人向けは1人月1,049円(Business Basic)から3,298円(Business Premium)で、Standardは2,098円です。いずれも年間契約・年払い・税抜の価格です。
- 月ごとの契約は年間契約の約1.2倍になるため、10か月以上使うなら年間契約のほうが安くなります。使う期間が10か月未満と分かっているなら、月契約が得です。
- 総額は、プランごとに「人数 × 単価 × 12か月」を計算して足します。全員を同じプランにせず、パソコン版のOfficeを使う人だけ上位にすると下がります。
Microsoft 365の法人向け料金は、4プランで月1,049円から3,298円です
Microsoft 365の法人向けは、1人あたり月額で、Business Basicが1,049円、Standardが2,098円、Premiumが3,298円、Apps for businessが1,499円です。年間契約・年払い(一括前払い)で、税抜の価格です。月ごとに契約する場合は、約1.2倍になります。年間契約でも月払いにすると、年払いの約5%増になります(例:Business Basicは1,101円)。
| プラン | 年間契約・年払い | 月契約 | 中身の違い |
|---|---|---|---|
| Business Basic | 1,049円 | 1,259円 | Teams、メール、クラウド保存。Officeアプリはブラウザー・スマホ版 |
| Business Standard | 2,098円 | 2,518円 | Basicの内容に、パソコンに入れて使うWord・Excel・PowerPoint |
| Business Premium | 3,298円 | 3,958円 | Standardの内容に、セキュリティと端末管理の機能 |
| Apps for business | 1,499円 | 1,799円 | Officeアプリのみ。Teamsとメールは含まれない |
ここでの金額は、販売会社の公開価格(ソフトバンクの2026年7月の確定価格の案内、NTT東日本の月額利用料ページ)と一致することを確かめた値です。Basic・Standard・Apps for businessの年払いはソフトバンクの年間一括の価格を12で割った額と同じで、月契約はNTT東日本の価格と同じです。Premiumの年払いは改定対象外で、NTT東日本の年間契約・月払い(3,463円)が約5%増の関係にあることと整合します。ただし、販売店経由の契約では、単価や請求の形が上の表と違うことがあります。実際に払う金額は、契約する窓口の見積りで確かめてください。
2026年7月の価格改定で、3プランが上がりました
2026年7月1日から、Business Basic、Business Standard、Apps for businessの3プランが値上がりしました。Business Premiumは変わっていません。Microsoftの発表では、既存の契約は更新までいまの価格のままです。複数年契約の扱いは、契約先で確認してください。
| プラン | 改定前 | 改定後 | 差 |
|---|---|---|---|
| Business Basic | 899円 | 1,049円 | +150円 |
| Business Standard | 1,874円 | 2,098円 | +224円 |
| Apps for business | 1,236円 | 1,499円 | +263円 |
| Business Premium | 3,298円 | 3,298円 | 変更なし |
20人の会社でBusiness Standardを使っている場合、1人月224円の値上がりは、年に約5.4万円(224円 × 20人 × 12か月)です。小さく見えますが、毎年かかる固定費なので、更新の前に人数とプランを見直す理由になります。Copilotは別のライセンスで、今回の改定の対象に入っていません。
プランは「パソコンに入れたOfficeを使うか」と「管理を統一するか」で選びます
4プランの違いは、機能の多さよりも、その人の仕事に必要な機能が入っているかで決まります。メールとTeams、ブラウザー上のWord・Excelで足りる人はBasicで済みます。パソコンにインストールした版のWordやExcelを使う人はStandard以上が必要です。端末の管理やセキュリティを会社で揃えたいなら、Premiumを検討します。
- Basic:メールとTeams、ブラウザー上のWord・Excelで足りる人。
- Standard:パソコンにインストールした版のOfficeを日常的に使う人。
- Premium:端末の管理やセキュリティの設定を、会社として揃えたい人。
Premiumは、Standardの内容に、端末管理のMicrosoft Intune、端末の脅威対策のMicrosoft Defender for Business、不正なアクセスを防ぐ条件付きアクセス(Microsoft Entra ID)の設定が加わります。社外へ持ち出す端末が多く、管理者が一括で守りたい会社向けです。
Businessの各プランは、300人までの組織向けです(Microsoftの案内は「up to 300 users」)。300人に近い会社は、契約前に契約先かMicrosoftへ上限の扱いを確認してください。
契約前は、次の5項目を社内で確かめます。
| 確かめる点 | 確かめ方 |
|---|---|
| 実際に使う人の数 | 全員分を契約する前に、直近1か月でメールやTeams、Excelを開いた人を数える。使わない人は契約から外すか、安いプランに分ける |
| パソコン版のOfficeが要る人 | マクロ入りのExcelなど、ブラウザー版では扱えないファイルを使う人を洗い出す。該当する人がいなければBasicで足りる |
| 社内ルールとの相性 | 顧客情報の保管場所、外部サービスとの連携、私物端末の利用について社内ルールを見て、使えない機能を含むプランを選ばない |
| 管理者の担当 | ライセンスの追加・停止、退職者のアカウント削除を誰がするか決める。Premiumは設定項目が増えるので、担当が決まってから選ぶ |
| 更新月と請求 | 年間契約の更新月と、年払いか月払いかを確かめる。2026年7月の改定は、契約の更新日から新価格になる |
Apps for businessは、Officeアプリだけが欲しい人向けで、Teamsとメールは含まれません。すでに別のメールサービスを使っていて、Officeだけ追加したい場合に当てはまります。メールとTeamsも使うなら、Standardのほうが単価は上でも、機能が揃います。
20人の会社で、1年の総額はどう変わるか
総額は、プランごとに「人数 × 単価 × 12か月」を出して足します。全員をStandardにすると20人で年約50.4万円ですが、メールとTeamsが中心の14人をBasicにすると、同じ20人で年約32.7万円になります。
| プラン | 人数 | 単価(月) | 月額 | 年額 |
|---|---|---|---|---|
| Business Basic | 20人 | 1,049円 | 20,980円 | 251,760円 |
| Business Standard | 20人 | 2,098円 | 41,960円 | 503,520円 |
| Business Premium | 20人 | 3,298円 | 65,960円 | 791,520円 |
| Standard(月契約) | 20人 | 2,518円 | 50,360円 | 604,320円 |
| Basic 14人+Standard 6人 | 20人 | 1,049円/2,098円 | 27,274円 | 327,288円 |
混在させる計算は、Basic 14人が14,686円(1,049円 × 14人)、Standard 6人が12,588円(2,098円 × 6人)で、月額27,274円、年額327,288円です。全員Standardの年額503,520円との差は176,232円です。税込にする場合は、税抜の金額に1.1を掛けます。
見積りに使う5項目の記入表
社内で見積りを取るときは、次の5項目を埋めると、どの契約先の見積りも同じ物差しで比べられます。
| 項目 | 何を書くか | 注意 |
|---|---|---|
| ① 人数 | メールとTeamsを使う人の数 | 全員の名簿ではなく、実際に使う人で数える |
| ② プラン | ユーザーごとに選ぶ | パソコンに入れたOfficeを使う人だけStandard以上にする |
| ③ 単価 | 年間契約か月契約かで変わる | 年間契約の月額払いの単価は、見積りで確かめる |
| ④ 月額 | 人数 × 単価 | プランごとに計算して足す |
| ⑤ 年額 | 月額 × 12 | 消費税は別。税込にするなら × 1.1 |
契約人数とプランは、使われ方を見てから決めます
料金表の比較だけでは、無駄は見つかりません。ライセンスの費用は、人数とプランが実際の使われ方と合っているかで決まるからです。契約数と実際の利用者がずれていた事例があり、ライセンスに含まれていることと、使われていることは別です。
見直しは、更新日の1〜2か月前に、次の順番で進めます。
- 管理画面でユーザーごとの最終サインイン日を見て、ここ3か月使っていないアカウントを洗い出します。
- パソコン版のOfficeを開いている人を確かめます。
- 全員同じプランで契約している場合は、Basicで足りる人を分けた見積りを取り直します。
費用を減らす項目の全体は、いま止められるIT費用の棚卸しにまとめています。
契約前に確かめる4点
- 契約の窓口:Microsoftから直接か、販売店経由かで、単価と請求の形が変わります。見積りは税抜か税込かも書いてもらいます。
- 契約期間と更新日:年間契約は途中で人数を減らせない場合があります。更新日を台帳に書いておくと、見直しの時期を逃しません。
- 人数の上限:Businessの各プランは、1つの契約で使える人数に上限があります。人数が多い会社は、上限を公式ページで確かめます。
- Copilotなどの追加分:4プランの料金にCopilotは含まれません。AIを足す予定があるなら、別に費用を見ます。
Copilotを足したときの費用は、法人でAI PCを導入する費用で、本体・月額・入れ替え作業に分けて整理しています。Copilotの使い方の入口はCopilot Coworkの使い方、AIツール全体の選び方はAIツール比較2026が参考になります。
効果は「1人あたりの月額」と「使われている割合」で測ります
見直したあとは、2つの数字を更新日ごとに記録します。1つは、契約総額を契約人数で割った1人あたりの月額、もう1つは、直近1か月にサインインした人の割合です。割合が低いままなら、プランを変える前に、使われない理由を現場に聞きます。
ライセンス費用の見直しは、どの業務をどのツールで回すかを決める作業の一部です。SalesDockはその整理から支援しています。
NEXT STEP
契約中のツールと人数を、使われ方から見直す
いま契約しているライセンスと使っている人を並べて、減らせる項目と、残すべき項目を60分で整理します。
無料相談を申し込むMicrosoft 365の料金でよくある質問
Microsoft 365の法人向けの料金は、1人月いくらですか?
2026年7月の価格改定後で、年間契約のBusiness Basicが1人月1,049円、Standardが2,098円、Premiumが3,298円、Apps for businessが1,499円(いずれも税抜)です。月ごとに契約する場合は約1.2倍で、Basicが1,259円、Standardが2,518円、Premiumが3,958円になります。販売店経由だと単価や請求の形が変わることがあるため、見積りで確認します。
年間契約と月契約では、どれくらい差が出ますか?
月契約の単価は、年間契約の約1.2倍です。Business Standardを20人で1年使うと、年間契約は約50.4万円、月契約は約60.4万円で、約10万円の差が出ます(税抜、筆者の計算)。12か月分の年間契約と、1.2倍の月契約を比べると、損益分岐は約10か月(12 ÷ 1.2)です。10か月以上使うなら年間契約のほうが安く、使う期間が10か月未満と分かっているなら月契約が得です。
全員を同じプランにしないといけませんか?
ユーザーごとにプランを選べます。パソコンのWordやExcelを日常的に使う人だけStandard以上にし、メールとTeamsが中心の人はBasicにすると、全員をStandardにするより総額を下げられます。ただし、プランの組み合わせの扱いは契約先で異なる場合があるため、見積りの段階で確認します。
Microsoft 365 Copilotの料金は、この4プランに含まれますか?
含まれません。Copilotは別のライセンスで、2026年7月の価格改定の対象にも入っていません。Copilotを足したときの費用の考え方は、法人向けのAI PCの費用の記事で整理しています。
出典
- 2026 Microsoft 365 packaging and pricing updates(Microsoft公式発表)
- Microsoft 365 一部プラン価格改定 確定価格のご案内(ソフトバンク)
- Microsoft 365 月額利用料(NTT東日本)
- Microsoft 365 Business Premium resources(Microsoft Learn)
- Intune device management in Microsoft 365 Business Premium(Microsoft Learn)
- What is Microsoft Defender for Business?(Microsoft Learn)
- Microsoft 365の価格改定(2026年7月以降の契約・更新)の解説(Aurant Technologies)
価格・プランの内容は更新されます。最新の情報は公式ページと契約先でご確認ください。
泉 款太(いずみ かんた)
株式会社SalesDock 代表取締役
慶應義塾大学法学部卒。スタートアップ、ラクスル、リクルート(SUUMO)を経て2025年に独立。 中小企業の経営・営業・業務・データをつなぐ事業基盤の設計と実装を支援。 不動産・製造業・クリニックを中心に、累計40社以上の支援に携わる。
運営は株式会社SalesDock(大阪市中央区本町)。中小企業向けに、AI自走プラン(初期構築15万円+月額10万円・90日)と、 そのあとのAI顧問(月額5万円・6ヶ月契約から)を提供しています。価格は税別です。 大阪・関西を中心に、オンラインで全国からのご相談に対応しています。
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