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楽楽請求とは?請求書を「受け取る側」のサービスの機能・料金の目安・向く会社

請求書を「出す側」ではなく「受け取る側」のクラウドサービス。向く会社と、先に整える点

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執筆:泉 款太(株式会社SalesDock 代表取締役)累計40社以上の中小企業を支援

楽楽請求とは?請求書を「受け取る側」のサービスの機能・料金の目安・向く会社

結論

料金は2024年の発表で月額3万5000円(税別)からとされ、枚数やオプションで変わり、初期費用は別途かかります。公式の見積もりを取って確かめてください。

  • 楽楽請求は、請求書を発行するサービスではなく、取引先から届く請求書の取り込み・承認・支払・仕訳データの作成を扱う受領サービスです。
  • 自社が請求書を出す側の業務を探している場合は、同じラクスの楽楽明細のような発行側のサービスから見ます。
  • 導入の前に、月の枚数、紙の割合、承認の経路を数えて決めておくと、見積もりも効果も読みやすくなります。

楽楽請求は、ラクスが提供するクラウド型の請求書受領サービスです。「楽々請求」と表記されることもありますが、同じ製品を指します。2024年のクラウド Watchの記事では、紙の請求書はスキャンして一括でアップロードでき、電子請求書は指定のアドレスへ送ると自動でアップロードできると説明されています。名前に「請求」と付くため、請求書を発行するサービスと間違えやすい点に注意が必要です。

楽楽請求でできること

公開されている情報では、届いた請求書を受け取ってから会計処理までの作業を、1つの画面にまとめるサービスです。紹介記事に書かれている主な内容は次のとおりです。

  • 取り込み:紙はスキャンして一括アップロード、電子請求書は指定のアドレスへ送って自動でアップロードする。
  • AI-OCR:日付・金額・支払先などの支払情報を請求書から自動で読み取り、データにする。BOXILでは読取精度90%と紹介され、仕訳データも自動で作られるとされている。
  • インボイス制度への対応:登録番号を読み取り、国税庁のデータベースと照合する機能がある。
  • 承認と支払い:申請、承認、経理の支払処理まで、同じ流れで扱う。
  • 仕訳データの作成:請求書ごとの仕訳を自動で作り、手入力での仕訳や支払用データの転記をなくすとされている。会計ソフトへの受け渡し方法は、導入前に公式で確認する。

2025年12月には、IPアドレスによるアクセス制限や、承認後の申請内容の編集、申請画面への独自項目の追加など15件のアップデートが発表されています。機能は更新されるため、導入を決める前に最新の内容を公式の資料で確認してください。

受け取る側(支払い)取引先 → 取り込み → 承認→ 支払い → 仕訳データ楽楽請求の領域出す側(請求)帳票作成 → 電子で送付→ 取引先へ楽楽明細など別サービス
楽楽請求は「受け取った後」の業務を扱います。楽楽請求は取引先から届いた請求書を受け取る側のサービスです。自社が取引先へ請求書を出す業務を探している場合は、ラクスの楽楽明細のような発行側のサービスを検討します。

楽楽明細との違い:請求書の向きで分かれる

同じラクスの楽楽明細は、自社が取引先へ出す請求書などの帳票を電子化して送る、発行側のサービスとして紹介されています。「請求書の電子化」という言葉は同じでも、向きが逆です。

比べる点受け取る側出す側
請求書の向き取引先から届く請求書を受け取る側自社から取引先へ請求書を出す側
主な作業取り込み、読み取り、承認、支払、仕訳データの作成、保管帳票の作成、電子化して送付、印刷・封入・発送の削減
使う人経理・総務・申請する現場請求書を出す営業事務・経理
製品の例楽楽請求楽楽明細

どちらも必要な会社は、受け取る側と出す側を別々に検討します。まず、時間がかかっているのが「受け取った請求書の処理」なのか「請求書を出す作業」なのかを、担当者に聞いて分けてください。

料金の目安と、見積もりで確かめること

クラウド Watchの発表記事では、価格は月額3万5000円(税別)からとされています。BOXILでは、月額は受領する請求書の枚数やオプションの有無で変わり、表示の価格は一部のプランで、初期費用は別途かかると注記されています。初期費用の金額は、確認できた一次の掲載がありません。2025年12月の発表では、IPアドレス制限は月額のオプションとして提供されるとされており、基本料金とは別に追加の費用が出る場合があります。公式の料金表が公開されていない項目は、見積もりを取って確認します。

向く会社と、向きにくい会社

楽楽請求の公開情報には、どんな会社で効果が出るかを示す数字はありません。そのため、次の判断条件で自社に当てはめます。

  • 向きやすい会社:毎月受け取る請求書の枚数が多く、経理が1枚ずつ確認して入力している。取引先から電子で届く請求書の割合が高い。承認の経路が決まっている。
  • 向きにくい会社:受け取る請求書がわずかで、手作業でも回っている。承認の経路が決まっていない。紙の請求書が大半で、スキャンの手間が残る。手書きの請求書が多く、読み取れない分を人が入力することになる。

向きにくい条件に当たる会社は、先に承認の経路と紙の扱いを整理するほうが早い場合があります。枚数がどの程度から見合うかは料金に連動するため、見積もりと合わせて判断します。

参考:AIで請求書を読ませるときは画質で結果が変わる

これは楽楽請求を使った結果ではなく、請求書をAIに読ませる場合の一般的な話です。請求書をまとめて仕訳していた会社の例では、PDFの文字がつぶれていたことが、AIの読み取り結果がずれた一因でした。どのツールでも、取り込む請求書の画質がそろっているかが結果を左右します。手書きの請求書が残る場合は、「全部データでないから無理」と決めずに、書き手と枚数を数えるところから始めます。

1 数える枚数・紙の割合・手書き2 決める承認の経路と勘定科目3 見積もりを取る初期・月額・オプション4 少量で試す
ツールの比較より前に、自社の請求書の実態を数えます。導入前に、請求書の枚数・紙の割合・承認の経路を数えて決めておくと、楽楽請求の見積もり金額も導入効果も読みやすくなります。

導入前に数えておくこと

確認すること見るポイント
月に受け取る請求書の枚数紙とPDFを分けて数える。見積もりの料金も枚数で変わる
紙の請求書の割合スキャンの手間が残る。画質が悪いと読み取りがずれる
承認の経路誰が確認して誰が承認するかを書き出す。システムに入れる前に決める
会計ソフトへの渡し方楽楽請求側で作られる仕訳データを、使っている会計ソフトに取り込めるか確認する。いまの勘定科目の付け方も確認する
初期費用・月額・オプション別々に見積もりをもらう。掲載されている金額は一部のプランのため、公式の見積もりを正とする

請求書処理ツールの導入効果は、確認や修正の時間まで数えて見積もります。計算式はドキュメントAIの効果の見積もり方で、読み取りの対象を選ぶ考え方はOCRを最初に試しやすい条件で説明しています。

ツールを入れる前に決めておく3つのこと

  1. 承認する人と順番:誰が確認し、誰が承認するかを書き出します。システムの画面に合わせて決めると、運用が後で止まります。
  2. 勘定科目の付け方:仕訳は勘定科目の付け方で結果が変わります。科目の付け方が人によってばらばらなら、先にそろえます。
  3. 紙の請求書の扱い:取引先に電子での送付をお願いできるところから変えると、スキャンの手間とずれが減ります。

経理の仕訳をAIで先に処理する運用は経理仕訳をAIで先処理するひとり社長の運用にまとめています。SalesDockは、業務の流れを整理してから、AIやツールの活用で経営管理の仕組みをつくる支援をしています。請求書の処理はその入口になりやすい業務の1つです。

請求書の処理を、どこから整えるか

受け取る側か出す側か、紙かデータかを整理すると、ツールを選ぶ前にやることが見えます。

3分で最初に整える業務を確認する

一次情報・公式情報

機能と料金は変わることがあります。導入を検討するときは、ラクスの公式サイトと見積もりで最新の内容を確認してください。

楽楽請求についてよくある質問

楽楽請求は、請求書を発行するサービスですか?

いいえ。公開されている発表や紹介記事では、取引先から届く請求書を受け取り、承認・支払・会計処理・保管までを扱う「請求書受領」のサービスとされています。自社が請求書を発行・送付する側の業務は、同じラクスの楽楽明細のような別のサービスの領域です。

楽楽請求の料金はいくらですか?

楽楽請求の月額は、発表では3万5000円(税別)からです。BOXILの掲載では、受け取る請求書の枚数やオプションの有無で変わり、初期費用は別途かかるとされています。公式の料金は見積もりで確認し、初期費用・月額・オプションを分けて聞いてください。

手書きや画質の悪い請求書でも使えますか?

AI-OCRで読み取れない請求書は、人が入力して直す作業が残ります。紙の請求書をスキャンして取り込む前提なので、スキャンの画質と、手書きの請求書が何枚あるかを先に数えておくと、効果の見込みを立てやすくなります。

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泉

泉 款太(いずみ かんた)

株式会社SalesDock 代表取締役

慶應義塾大学法学部卒。スタートアップ、ラクスル、リクルート(SUUMO)を経て2025年に独立。 中小企業の経営・営業・業務・データをつなぐ事業基盤の設計と実装を支援。 不動産・製造業・クリニックを中心に、累計40社以上の支援に携わる。

運営は株式会社SalesDock(大阪市中央区本町)。中小企業向けに、AI自走プラン(初期構築15万円+月額10万円・90日)と、 そのあとのAI顧問(月額5万円・6ヶ月契約から)を提供しています。価格は税別です。 大阪・関西を中心に、オンラインで全国からのご相談に対応しています。

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この記事の数値について

本文中に一次資料へのリンクがある数値は、リンク先を出典としています。 リンクのない業務設計、判断基準、実務上の目安は、SalesDockが累計40社以上の支援と自社運用で得た知見を一般化したものです。 個別企業での成果を保証する数値ではなく、条件によって変わります。

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