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業務改善

Yoom(ヨーム)とは|ノーコードでできること・料金の見方・向く業務と向かない業務

できること、料金を調べる順番、入れる前に確かめる4点を整理します。

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執筆:泉 款太(株式会社SalesDock 代表取締役)累計40社以上の中小企業を支援

Yoom(ヨーム)とは|ノーコードでできること・料金の見方・向く業務と向かない業務

結論

入れる前に確かめることは4つあります。つなぎたいアプリが対象か、例外を人に戻せるか、止まったことに気づけるか、費用が増える数え方です。

  • Yoomは、複数のSaaSをつないで定型の業務を自動で流す、ノーコードの自動化ツールです。
  • 向くのは、入力の形と手順が決まっている繰り返し作業です。例外が多い作業は、人の確認を挟む前提で考えます。
  • 料金は2026年5月1日以降の契約から新プランです。新フリーは月100タスクまでで、分岐とOCRは使えません。

この記事はYoomという製品の概要と、導入前の確かめ方を扱います。自動化の方式(AIエージェントかRPAか)の投資判断はAIエージェントとRPAの違いで扱っています。

「Yoomを入れれば、手入力の作業が減るのでは」という相談を受けることがあります。ここでは、公式の案内で確認できる範囲でYoomの中身を整理し、自社の業務に合うかを入れる前に見分ける手順をまとめます。

Yoomとは|複数のSaaSをつなぐノーコードの自動化ツール

Yoomは、別々のSaaSの間で起きる「転記・通知・登録」を、プログラムを書かずに自動化するツールです。たとえば、フォームに入力があったら顧客管理に登録し、チャットに通知する、といった流れを画面上で組みます。公式サイトでは「All in One Automation」と掲げられています。

きっかけフォーム入力Yoomフローボット顧客管理に登録チャットに通知表に転記あるアプリの出来事 → 別のアプリの操作
Yoomの基本は「きっかけ→操作」の連なりです。人が手で写していた部分が、フローボットに置き換わります。

Yoomでできること

公式サイトで案内されている機能のうち、業務で使う場面が多いものを並べます。

  • フローボット:「Aで起きたらBでこうする」という一連の流れを組み、自動で動かします。Yoomの中心になる機能です。
  • アプリ連携:公式サイトでは750種類以上のサービスと連携できると案内されています。対象は公式の連携アプリ一覧で確認できます。
  • AI機能:AI-OCR(書類の文字読み取り)、要約・議事録作成、利用者に代わって動くAIワーカーが用意されています。
  • ブラウザ操作・データベース・フォーム:Web画面の自動操作、データの保管、入力フォームや承認依頼も同じ画面の中で扱えます。

テンプレートも用意されていて、そこから始められると案内されています。機能の一覧は多くても、自社の業務で使えるかは、つなぎたいアプリと操作の組み合わせで決まります。一覧を眺めるより、実際に自動化したい一つの流れを持ち込んで確かめるほうが確実です。

料金プランの見方|2026年5月から新プラン

Yoomの料金は2026年5月1日を境に、見る場所が分かれています。公式ヘルプによると、新プランは2026年5月1日以降に契約・更新した利用者に適用され、2026年4月30日以前の契約には旧プランが適用されます。これから契約する方は、新プランの表を見ます。ネット上の解説記事には旧料金のまま載っているものがあるため、日付を確かめてから読みます。

新プラン(5/1以降の契約・更新)基本料金(税抜・月間契約)月の無料タスクユーザー数
フリー0円1001名
パーソナル3,000円1,0001名
ミニ20,000円5,00020名
チーム50,000円15,000100名
サクセス要見積もり45,000〜101名〜

上の表は、Yoomヘルプセンター「新料金プランについて」の記載を2026年10月17日に確認したものです。年間契約は表示価格より2割引と案内されています。無料タスクを超えた分は追加料金がかかります(単価はプランごとに違うため、公式で確認してください)。

新フリープランでは、分岐(オペレーション間の操作)とOCR・音声文字起こしは使えません。フローボットは5個まで、1つのフローボットに置ける操作も5個までです。公式ヘルプでは、複雑な設定は不可と案内されています。例外を人に戻す分岐や書類の文字読み取りを試したい場合は、有料プランが前提です。

補足として、旧プラン(2026年4月30日以前の契約が対象)の基本料金は、フリー0円、ミニ12,000円、チーム30,000円、サクセス60,000円(税抜・月間/半年契約)でした。旧プランで契約中の方の確認用で、これから契約する場合の参考にはなりません。

入れる前に確かめる4つのこと

商談の場で「それもできます」と答えてしまい、あとで公式ドキュメントを調べ直したら、条件付きだったものや別サービス側の機能だったものがあった、という経験があります。自動化ツールは、できるかどうかを機能名で判断せず、操作単位で境界を確かめます。次の4点を、契約前に一つずつ見ます。

① 連携対象アプリと操作が使えるか② 例外人に戻す分岐があるか③ 停止止まった日に気づけるか④ 費用何が増えると上がるか
4点とも「はい」と言えた業務から始めます。一つでも答えられない業務は、先に手順を整理します。
  • つなぎたいアプリが対象か:連携アプリ一覧で、自社が使っている会計・顧客管理・チャットのサービスと、必要な操作(読む・書く・更新する)の両方が使えるかを見ます。
  • 例外を人に戻す場所があるか:入力が欠けた、金額が合わないといったときに、止めて担当者へ知らせる分岐を作れるかを確かめます。分岐(オペレーション間の操作)は新フリープランでは使えず、有料プランが前提です。
  • 止まったことに気づけるか:動かなかった日を誰が、どの画面で見つけるかを決めます。自動化は壊れても音を立てません。
  • 費用が増える数え方を知っているか:実行回数やステップ数など、何が増えると料金が上がるのかを、契約前に現行の料金ページで確認します。

3つ目の「止まったことに気づけるか」は、後回しにされがちです。支援の現場でも、自動で更新する仕組みは更新が走ったかを見張る仕組みから先に作る、という整理に落ち着きました。動かなかった日に誰も気づかない状態は、手作業に戻すより悪い結果になることがあります。

向く業務と向かない業務

入力の形と手順が毎回ほぼ同じ作業はYoomに向き、例外が多く判断が要る作業は人の確認を残す形にします。経理の入力を減らしたいが、RPAとAIのどちらから入れるべきか、という質問を中小企業から受けたことがあります。答えは作業の中身で分かれます。

作業の特徴合う方式例
入力の形が決まっているYoomのようなフロー型フォームの内容を顧客管理へ登録
書類の文字を読む必要があるAI-OCR+人の確認(OCRは新フリーでは使えず、有料プランが前提)請求書の項目の読み取り
例外が多く、判断が要るAIが下書き、人が確定問い合わせへの返信案
手順そのものが決まっていない先に業務を整理する担当者ごとに進め方が違う申請
手順は毎回同じかはいいいえ例外は少ないか先に業務を整理する一つの業務で小さく試す例外が多ければ人の確認を残す
迷う業務ほど、ツール選びの前に手順を揃えます。手順が揃えば、Yoomでもほかの方式でも試しやすくなります。

最初の一歩|一つの業務で小さく試す

最初に選ぶのは、週に何度も繰り返し、入力の形が決まっていて、間違えても戻しやすい作業です。試す前に、いまの作業時間と間違いの件数を数えておくと、入れた後の効果を比べられます。1〜2か月動かして、時間が減ったか、止まった日に気づけたかを確認し、広げるかどうかを決めます。

業務の流れそのものが整理できていない場合は、ツールの前にシステム連携の4つの決めごとを先に確認すると、つなぐ順番が決まります。経理まわりの自動化は経理でAIエージェントを使う前の準備も参考になります。

自動化する業務を、入れる前に一緒に絞りませんか

Yoomに限らず、どの業務をどの方式で自動化するかを、現場の手順から整理します。AI活用の診断で、まず状況を確認できます。

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SalesDockは、業務の流れを先に整理してから、自動化やAIの仕組みを現場に定着させる支援をしています。Yoomのようなツールも、その整理の後に選ぶ選択肢の一つです。

一次情報・公式情報

機能・料金は改定されます。契約前に、公式サイトで最新の内容をご確認ください。確認日は2026年10月17日です。

Yoomのよくある質問

Yoomとは何ですか

Yoomは、複数のSaaSを連携させ、定型の業務をプログラムを書かずに自動化するツールです。公式サイトでは、フローボット、AI機能、ブラウザ操作、データベース、入力フォームなどを一つの画面で使えると案内されています。

Yoomに無料プランはありますか

あります。ただし、新フリープランは月100タスクまでで、分岐とOCRは使えません(公式ヘルプで確認した範囲)。上限や仕様は変わるため、契約前に公式の料金ページで確認してください。

プログラミングの知識は必要ですか

公式サイトのよくある質問では、画面を操作するだけでノーコードで設定できると説明されています。ただし、どの業務をどの順番でつなぐかを決める作業は、ツールの外で必要です。

RPAとAIのどちらから入れるべきですか

入力の形と手順が決まっている作業は、Yoomのようなフロー型の自動化が向きます。例外が多く判断が要る作業は、AIに下書きを任せて人が確認する形が合います。迷うときは、小さな一つの業務で両方を試して、直す手間を比べます。

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泉

泉 款太(いずみ かんた)

株式会社SalesDock 代表取締役

慶應義塾大学法学部卒。スタートアップ、ラクスル、リクルート(SUUMO)を経て2025年に独立。 中小企業の経営・営業・業務・データをつなぐ事業基盤の設計と実装を支援。 不動産・製造業・クリニックを中心に、累計40社以上の支援に携わる。

運営は株式会社SalesDock(大阪市中央区本町)。中小企業向けに、AI自走プラン(初期構築15万円+月額10万円・90日)と、 そのあとのAI顧問(月額5万円・6ヶ月契約から)を提供しています。価格は税別です。 大阪・関西を中心に、オンラインで全国からのご相談に対応しています。

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この記事の数値について

本文中に一次資料へのリンクがある数値は、リンク先を出典としています。 リンクのない業務設計、判断基準、実務上の目安は、SalesDockが累計40社以上の支援と自社運用で得た知見を一般化したものです。 個別企業での成果を保証する数値ではなく、条件によって変わります。

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実際の支援では、こう変わりました

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    見積書づくりで人が行うのは、粗利をどうするかの判断だけに。

  • 外国人材の就職支援試作からの伴走支援

    書類の回収・仕分けと履歴書づくりを、どこまで自動にし、どこを人が確認するかを決めて試作まで完了。

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