AI社員は使えない?任せていい仕事と、人が決める仕事の分かれ目【動画あり】
業務でAIを使っている立場から、向く仕事と向かない仕事を整理しました。
執筆:泉 款太(株式会社SalesDock 代表取締役)累計40社以上の中小企業を支援

結論
使えるかどうかは、AIの性能より「何を任せるか」で決まります。
- AI社員は、全部を任せる相手ではありません。決まった手順で毎日起きる仕事に向いています。
- 返信漏れの下書き、日程調整、商談の採点は、任せて効果が出た仕事です。
- 今日の優先順位づけは、最初は人が決めます。最初の1つは、難易度が低く、毎日あり、5分で終わる仕事から選びます。
この記事は、AI社員に任せる仕事の分かれ目を扱います。AIエージェントの種類はAIエージェントの種類、生成AIとの違いはAIエージェントと生成AIの違いで扱っています。
「AI社員を入れたが、思ったほど使えない」という声があります。ここでいうAI社員は、メールや予定、議事録を読んで、業務の下書きや整理、提案まで担うAIのことです。AIエージェントを中小企業の業務へ入れる進め方とも重なります。
動画で見る(13分)
AI活用を支援する立場から、実際の業務での使いどころを話した動画です。
任せて効果が出た仕事
共通しているのは、手順が決まっていて、毎日のように起きる仕事です。人が覚えておくのが大変な「やり忘れ」を、AIが拾ってくれます。
| 仕事 | AIが担うこと |
|---|---|
| 返信が止まっている相手への連絡 | 過去のメールや議事録から連絡漏れを見つけ、送る文面の下書きまで用意します。 |
| 日程調整 | 候補日を3つ出してカレンダーに仮押さえまでします。相手から10件の候補が届いても、空きを確認できます。 |
| 商談の採点 | 決めた観点(7項目ほど)を5点満点で評価します。若手の伸びを数字で追えます。 |
| 資料の整理 | 散らかったファイルを、会社ごとのフォルダにまとめます。 |
文面も、文体のルールをAIに決めておき、相手に合わせた一言だけを人が足すと、機械的になりません。
人が決めた方がいい仕事
代表は、今日の仕事の優先順位です。締め切りだけでは決まらない「実はこちらを先にやりたい」という事情までは、最初から汲んでくれません。
議事録などの文脈を渡していけば、AIも判断できるようになります。ただ、順番に片づけてと頼むだけだと、人間でも同じですが、上から順にやってしまいます。だから最初は、人が決めます。
最初に任せる1つの選び方
最初につまずく人が多いので、難易度が低く、毎日発生し、5分以内に終わる仕事から始めます。動画では日程調整が例に挙がっています。
どれにするか迷うときは、誰がいつ何をどれくらいの頻度でやっているかを一覧にする「業務の棚卸し」が役に立ちます。そのうえで、精度は気にせず、いくつかを少しずつ試します。進め方はAIの利用方法も参考になります。
出典
AI社員のよくある質問
AI社員は実際使えないのですか?
全部は任せられません。ただし、返信漏れの下書きや日程調整のように、決まった手順で毎日起きる仕事は任せて効果が出ています。使えるかどうかは、何を任せるかで決まります。
最初に任せる仕事は何がよいですか?
難易度が低く、毎日発生し、5分以内に終わる仕事です。動画では日程調整を例にしています。
仕事の優先順位はAIに任せられますか?
議事録などの文脈を十分に渡せば汲み取れますが、最初から任せるのはおすすめしません。締め切りだけでは決まらない事情があるため、最初は人が決めます。
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泉 款太(いずみ かんた)
株式会社SalesDock 代表取締役
慶應義塾大学法学部卒。スタートアップ、ラクスル、リクルート(SUUMO)を経て2025年に独立。 中小企業の経営・営業・業務・データをつなぐ事業基盤の設計と実装を支援。 不動産・製造業・クリニックを中心に、累計40社以上の支援に携わる。
運営は株式会社SalesDock(大阪市中央区本町)。中小企業向けに、AI内製化(初期構築15万円+月額10万円・90日)と、 そのあとのAI顧問(月額5万円・6ヶ月契約から)を提供しています。価格は税別です。 大阪・関西を中心に、オンラインで全国からのご相談に対応しています。
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