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AI内製・技術レビュー

SalesDockが自社サイトで実施したLLMO対策と計測方法

9分で読める

SalesDockのLLMO対策と計測の結論

実施した作業は確認できますが、LLMOだけで問い合わせが増えたとはまだ言えません。そこで、作業結果と事業成果を別の台帳で追っています。

  • 検索で見つけられる技術基盤を整えた
  • 会社・代表・サービス・記事の情報を同じ内容へ寄せた
  • AI経由流入と商談を分け、改善履歴を残している

LLMO対策の事例には、AIに引用された画面だけを示すものもあります。しかし一度の回答は、質問や検索機能、日時が変われば再現しないことがあります。SalesDockでは、成功例を並べる前に、何を行い、何がまだ分からないかを残しています。

最初に、確認済み・観測中・未検証を分けた

確認済み

主要ページの200応答、canonical、サイトマップ、noindex不在、構造化データと表示内容の一致

確認済み

OAI-SearchBotなど検索用クローラーと、学習用途のクローラーを分けたrobots方針

観測中

GA4で参照元を判別できるChatGPT、Claude、Perplexity、Gemini、Copilot等のセッション

未検証

個別のLLMO施策がAI回答への掲載、問い合わせ、商談を増やしたという因果

この区分を置かないと、サイトへ実装した事実が、そのままAI回答や商談の成果として報告されてしまいます。

1. クローラー、インデックス、配信を確認した

AI検索の前に、主要ページが正常に配信され、検索エンジンが取得できる状態を確認しました。公開時にはページ、canonical、サイトマップ、noindex、構造化データを読み返します。

robots.txtでは、検索結果の取得に使われるクローラーと、モデル学習に使われるクローラーを同じものとして扱いません。OpenAIの場合はOAI-SearchBotとGPTBotを分けて判断します。

2. 会社・代表・サービス情報の食い違いを減らした

会社名、所在地、代表者、提供サービス、問い合わせ先がページごとに違わないよう、共通データから出す範囲を増やしました。WebSite、Organization、Person、ProfessionalServiceの構造化データも、画面に表示する内容と合わせています。

構造化データを入れればAIに選ばれるわけではありません。読者が見る本文と違う内容をマークアップしないことを優先しています。

3. 一般論より、判断条件と一次情報を記事へ足した

記事の冒頭で結論と適用条件を示し、制度や統計を使う場合は公表元へリンクします。顧客事例は、本人から聞いた内容、自社で試した内容、未検証の仮説、公開許可を得た内容を分けます。

記事を増やす前に、本番記事、未公開の変更、検索結果を照合します。同じ問いへ答えるページがある場合は、新規記事ではなく既存記事の修正や統合を選びます。

4. AI経由の訪問と問い合わせを別々に集計した

GA4では、参照元として判別できたAIサービスからのセッションを集計しています。ただし、Directや参照元不明の訪問をAI流入へ推定配分しません。

検索、AI回答、引用と正確性、訪問、資料請求・問い合わせ、実施済み商談は別の現象です。上流が増えても、下流が同じ割合で増えるとは限りません。

5. 診断結果と改善履歴を分けて管理した

検索意図、競合、記事構成、既存記事の不足を確認する診断結果と、対象記事、確認日、次の作業、次回確認日、公開後の結果を残す改善履歴は分けて管理します。詳しい診断値は元の分析画面で確認し、改善履歴には判断と次の行動だけを残します。

6. 公開後14日・28日の見直しを続けている

公開直後は配信と表示、7日前後はインデックス、14日・28日はGSCとGA4の確定データを確認します。GSCには遅れがあるため、公開翌日に成果を0と判断しません。

変更履歴には、実施日、変更内容、期待する変化、判定日を残します。評価期間中に同じ記事を何度も変更すると、どの修正が関係したか分からなくなるためです。

実施しても、まだ断定できないこと

  • llms.txtを置いたことがAI回答への掲載を増やしたかどうか。
  • 構造化データの追加が引用を増やしたかどうか。
  • 記事の冒頭回答がAI経由の問い合わせを増やしたかどうか。
  • 観測したAI経由セッションが個別施策によって増えたかどうか。

これらは、実装済みと成果確認済みを分けて追います。施策を行った時刻、対象ページ、同時に変えた内容が分からなければ、因果を断定しません。

同じ方法を自社へ当てるときの記録項目

  1. 顧客が生成AIへ尋ねる質問。
  2. 対象AI、検索機能、日時、試行回数。
  3. 回答に出た会社名、商品名、競合。
  4. 引用・参照されたURL。
  5. 会社情報やサービス説明の正誤。
  6. 直すページ、担当者、公開日。
  7. 同じ条件で測り直す日。

基本から確認したい方は中小企業のLLMO対策、大阪・関西の依頼先を比較したい方はLLMO対策会社を選ぶ7項目へ進んでください。

一次情報・公式情報

よくある質問

SalesDockのLLMO対策で、AIからの問い合わせは増えましたか?

現時点では、特定のLLMO施策が問い合わせや商談を増やしたとは確認できていません。AI経由セッションは観測していますが、施策との因果は分けて扱っています。

どのAIサービスを計測していますか?

アクセス解析ではChatGPT、Claude、Perplexity、Gemini、Copilotなど、参照元として判別できたセッションを集計します。生成AI上の回答確認は、質問、日時、検索機能、引用URLを残せる範囲で行います。

LLMO対策は何日で判断しますか?

公開直後の配信確認、7日前後のインデックス、14日・28日の検索・流入を分けて確認します。生成AIの回答は変動するため、同じ質問を複数回確認します。

泉 款太(いずみ かんた)

株式会社SalesDock 代表取締役

慶應義塾大学法学部卒。スタートアップ、ラクスル、リクルート(SUUMO)を経て2025年に独立。 中小企業の経営・営業・業務・データをつなぐ事業基盤の設計と実装を支援。 不動産・製造業・クリニックを中心に、累計40社以上の支援に携わる。

運営は株式会社SalesDock(大阪市中央区本町)。中小企業向けに、AI内製化(初期構築15万円+月額10万円・90日)と、 そのあとのAI顧問(月額5万円・6ヶ月契約から)を提供しています。価格は税別です。 大阪・関西を中心に、オンラインで全国からのご相談に対応しています。

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この記事の数値について

本文中に一次資料へのリンクがある数値は、リンク先を出典としています。 リンクのない業務設計、判断基準、実務上の目安は、SalesDockが累計40社以上の支援と自社運用で得た知見を一般化したものです。 個別企業での成果を保証する数値ではなく、条件によって変わります。

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